「車いすバスケットボール」
下肢などに障がいのある選手が車いすに乗って戦うバスケットボール。コートの大きさ、リングの高さ、ボールなど一般のバスケットボールと同じで、ルールも一部を除いて同じものが適用される。ただし、車いすの特性を考慮し、ボールを持ったまま2プッシュまで車いすをこぐことが認められている(連続して3プッシュ以上こぐとトラベリング)。また、ダブルドリブルが適用されないため、ドリブルとボールの保持を繰り返し行うことができる。
使用する車いすはバスケットボール専用で、タイヤはハの字に取り付けられているが、この角度が大きくなると回転性能が高くなり、小さくなると直進性能が高くなる。選手たちは障がいの程度やプレースタイルに合わせてカスタマイズをして、バランスを細かく調整している。
一般のバスケットボールと同じで、1チームは最大12名で構成され、コート上には5名が出場する。車いすバスケットボール独自のクラス分けとして、選手は障がいの程度に応じた持ち点(1.0点〜4.5点の0.5点きざみで数字が大きいほど障がいが軽い)が定められている。コート上の5名の持ち点の合計点が常に14点以内となるようにチームを編成しなければいけない規定があり、これによって障がいの軽い選手だけでなく重い選手にも出場機会が与えられるようになっている。
対象障がい:下肢に障がいのある肢体不自由
*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/wheelchair-basketball.html より
【パリ2024パラリンピック実施種目】
・Men’s
・Women’s
Point 観戦のポイント
注目ポイント
「ダブルドリブルはなし」「ボールを持った状態で車いすを3回漕ぐとトラヴェリングになる」などの特徴的なルール以外、大半は一般のバスケットボールと変わらない。スポーツ好きならルールも難しくなく、観戦しやすいだろう。さらに言えば、選手にはそれぞれ障がいのレベルに応じて分けられた持ち点が与えられ、障がいの重い選手も活躍できるシステムになっている。持ち点は、最も障がいの重い1.0点から最も障がいの軽い4.5点まで0.5刻みに分けられており、コート上の5人の合計点は14点以内と決められている。
* https://www.parasapo.tokyo/sports/wheelchair-basketball より
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