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<パリパラリンピック2024> メダリスト 山口尚秀

2024-10-22 09:33:26 | パリパラリンピック2024

 「山口尚秀」 銅-水泳・男子100m平泳ぎ

*https://www.asahi.com/paralympics/2024/results/profile/?qrkydpg_paris2024_page2=PROFILE-1990980-------------------- より

 山口 尚秀(やまぐち なおひで、2000年10月28日 - )は、愛媛県今治市出身のパラ競泳選手、会社員。特別支援学校卒業後、今治市役所に勤務したが、さらに競泳の練習に打ち込むため、2019年12月に四国ガスへ転職。現在も同社に所属する。

 2021年開催の東京パラリンピック 競泳 男子100m平泳ぎSB14 金メダリスト。

*Wikipedia より

 パリパラ 競泳 山口尚秀が銅メダル 男子100m平泳ぎ 知的障害 2024年9月3日 8時23分 NHK NEWS 

 パリパラリンピック、競泳の男子100メートル平泳ぎ、知的障害のクラスで山口尚秀選手が銅メダルを獲得しました。前回の東京大会に続き、2大会連続のメダル獲得です。

 一方で、この種目でほぼ5年間、世界のトップに立ち続け「金メダル本命」とみられた山口選手が敗れたのはなぜなのか。その原因は会場の雰囲気にありました。
 記事後半では、担当記者の解説をお伝えしています。

 目次
 山口尚秀 男子100m平泳ぎで2大会連続のメダルとなる「銅」

 山口尚秀「前半は力出せたが後半に疲れが出てしまった」

 山口尚秀 男子100m平泳ぎで2大会連続のメダルとなる「銅」
 この種目の東京大会金メダリストで、世界記録保持者の山口選手は予選3位で決勝に進みました。

 決勝では、1メートル87センチの長身を生かした持ち味のダイナミックな泳ぎで序盤から積極的に前に出て前半の50メートルをトップで折り返しました。
 しかし、終盤、ほかの選手に追い上げられて抜かれ、1分4秒94のタイムでフィニッシュし、銅メダルでした。

 山口選手は2連覇はなりませんでしたが、2大会連続のメダル獲得です。
 ▽金メダルはカナダのニコラス・ベネット選手、
 ▽銀メダルはオーストラリアのジェイク・ミシェル選手でした。

 山口尚秀「前半は力出せたが後半に疲れが出てしまった」 
 山口選手は「前半はしっかりと力を出せたが、後半にガクッとなって疲れが出てしまった」とレースを振り返りました。
 そして、今後出場する予定の200メートル個人メドレーと100メートル背泳ぎに向けて「残りの力を十分に出しきりたい」と意気込みを話していました。

 注目
 【解説】ほぼ5年間トップで「金本命」なのになぜ…
 この種目でほぼ5年間、世界のトップに立ち続け「金メダル本命」とみられた山口選手が敗れたのはなぜなのか。レース後の取材からは「パリのアリーナの大歓声」が大きく影響を及ぼしたことがうかがえました。

 男子100メートル平泳ぎ、知的障害のクラスで山口選手は、世界選手権を2019年に初めて制したあと、2021年の東京パラリンピック、2022年と去年の世界選手権でいずれも優勝。

 加えて世界記録保持者でもあり、23歳にして「現役最強の王者」としての地位を確固たるものにしていました。

 このため、2回目のパラリンピックを「金本命」と言われる中で迎えていたのです。

 ただ、前回のパラリンピックとは極めて大きな環境的要因がありました。
 それが「歓声」です。無観客だった東京大会とは異なりパリの会場は、連日、どのレースも耳をつんざくような大歓声が響き渡っています。

 それはフランスの人たちのパラリンピックに対する「熱狂の現れ」とも言えますが、これが山口選手の今回のレースにおいてはマイナスに働いたとみられます。

 山口選手はこの会場での「違和感」を私たちにすでに語っていました。
 8月29日、最初の種目の予選を終えたあと、驚きを隠さず口にしたのが「大きな野球場かと思った」ということばでした。

 そして、2日の“本命種目”100メートル平泳ぎ。

 予選はみずからの世界記録より2秒41遅いタイムで全体3位でした。
 ただ、このレースを終えた直後の山口選手は「疲れはあるが順調。水をつかめているし決勝はもっとタイムを縮められる」と決勝での巻き返しに自信を示していました。

 およそ8時間後のレース、残念ながら巻き返しは実現しませんでした。

 50メートルの折り返しは、世界記録をマークした時に近い29秒16。2位の選手との差は0秒56と大きなものでした。

 しかし、このあと急速に失速。
 後半の50メートルだけをみると8人中5番目で金メダルの選手より1秒60も遅いタイムで3位に終わりました。

 レースを終えて取材に応じた谷口裕美子ヘッドコーチは招集所で決勝のレースを待つ山口選手の異変に気づいたといいます。

 谷口裕美子ヘッドコーチ
 「いつもはニコニコしているけれど、こういった大歓声は経験したことがないので、きょうはかなり緊張していました。気負いすぎたのか、硬さがあった」

 一方の山口選手、レース直後のインタビューは「十分に出し切りました。おしまいです」とみずから切り上げてその場を去りました。

 少し時間をおいて場所を変えて再びインタビューに応じた際は落ち着きを取り戻した様子で次のように語りました。

 山口尚秀選手
 「たくさんの歓声を受けて期待に応えようという気持ちが強かった。貴重な経験になった」

 まさかの敗戦を糧にして、山口選手は2日後の次の種目、200メートル個人メドレーに臨みます。

 女子100m平泳ぎの芹澤美希香は6位
 また、女子100メートル平泳ぎ、知的障害のクラスでは、東京大会7位の芹澤美希香選手が1分19秒38のタイムで6位でした。

*https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240903/k10014569941000.html より


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