「筍のアラメ煮」
主な伝承地域 吉田町、牧之原市、焼津市など(中部地域)、西部地域
主な使用食材 タケノコ、切り干し大根、アラメ(昆布の種類)
歴史・由来・関連行事
筍のアラメ煮は、タケノコとアラメを一緒に煮た煮ものであり、中部地域を中心にした郷土料理。アラメとは昆布の一種。かつて、中部地域の海岸には春になるとさまざまな海藻が流れつき、地元の人がそれを持ち帰り料理したというが、約40年前からアラメの収穫量が減り、この付近の海では収穫できなくなってしまった。しかし、他地域で水揚げされたアラメを使ってタケノコと一緒に煮るアラメ煮は、現在でも春を告げる料理として家庭の食卓や学校給食に登場している。
食習の機会や時季
タケノコやアラメの旬である春に多く作られ、食されている。
飲食方法
アラメを水で洗って戻し、切り干し大根も洗って水、またはぬるま湯で戻す。
タケノコとアラメを食べやすい大きさに切り、鍋の煮汁を煮立たせ、切り干し大根とタケノコを煮る。
煮えたらいったん取り出し、次にアラメを煮る。アラメが煮えたら、切り干し大根とタケノコを鍋に戻しひと煮立ちする。薩摩揚げやしらす干しを入れるところもある。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
春のタケノコのシーズンには、毎年学校給食のメニューに登場する。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/36_20_shizuoka.html より
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