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<地理的表示(GI)保護制度> 登録番号 52. 小川原湖産大和しじみ

2021-02-15 07:33:37 | 食品

  登録番号 第52号 小川原湖産大和しじみ

 特定農林水産物等の区分 第11類 貝類 しじみ

 特定農林水産物等の生産地 青森県上北郡東北町(小川原湖を含む。)、上北郡六ヶ所村、三沢市

 登録生産者団体 小川原湖漁業協同組合

 特定農林水産物等の特性 大粒で濃厚な出汁が出るだけでなく、身もしっかり味わえることが特徴のヤマトシジミ。外見も良く、出荷後にも鮮度の良い状態が保持できる。また、しじみ専用の市場で品質がチェックされるため、品質にばらつきがなく安定した品質を維持。

 地域との結び付き 小川原湖は、水質や底質がヤマトシジミの生息場所として良好であり、全国有数のしじみ漁場。地域の漁業者は、4年程度成長(殻長が15mm以上)させてから漁獲するなど湖内のしじみを持続的に生産する取組を継続してきた。平成5年には、しじみ専用の市場となる小川原湖地区卸売魚市場が開設され、湖内で漁獲されたしじみの一元的な集荷が可能となり、安定した品質のしじみを出荷する体制が確立。

*https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/i52.html より

 「小川原湖産大和しじみ」は、青森県の小川原湖で育ち、漁獲されたヤマトシジミ(1)です。
 「小川原湖産大和しじみ」の特性は個体の大きさです。小川原湖(2)では4年程度の歳月をかけ成長させてから漁獲するため、殻長が大粒で濃厚な出汁が出るだけでなく、その身もしっかり味わうことができます。

 小川原湖の漁業者は、「ジョレン」と呼ばれる漁具を曳いてしじみを漁獲しますが、それを曳くための動力として、人力又は漁船の巻上機の動力以外は利用しないことが守られています。
 また、出荷規格として殻長を15mm以上に制限し、その大きさに満たないしじみは漁獲されても小川原湖内に戻されます。
 漁獲されたしじみは目視や音により死貝を丁寧に取り除いた後、しじみ専用の市場である「小川原湖地区卸売魚市場」で一元的に出荷されます。

 小川原湖は、塩分・溶存酸素濃度や底質がヤマトシジミの生息に適した砂質であるなど、汽水域に生息するヤマトシジミの生息場所として良好であることから、日本有数のしじみ漁場となっています。

 生産地の漁業者は、1983年から漁獲可能なしじみの殻長を制限するなど、湖内のしじみを持続的に生産する取組を継続してきました。
 1993年には「小川原湖地区卸売魚市場」が開設され、湖内で漁獲されたしじみの一元的集荷が可能となり、安定した品質のしじみを出荷する体制が確立されました。
 近年の生産量は1,217t(2013年度)、1,169t(2014年度)、1,283t(2015年度)で推移しています。

(1)ヤマトシジミ:汽水域で採れる食用の二枚貝。日本の固有種です。
(2)小川原湖:青森県では最大、国内11番目の大きさの湖です。太平洋と接続する高瀬川を通じて潮汐により海水が湖に入り込むため汽水湖となっています。なお、汽水湖としては国内5番目の大きさで東北地方では最大です。

*https://gi-act.maff.go.jp/register/entry/52.html より


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