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<日本酒メーカー> 宮城 大沼酒造店

2024-03-18 08:12:18 | 巡礼

 「大沼酒造店」

 手間もコストもいとわず 県産の飯米にこだわった 本当の意味での「地酒」を醸す
 紅花商で栄えた蔵の町にしっとりとなじむ店構え。創業300年、銘柄「乾坤一」で知られる大沼酒造店は、歴史情緒が色濃く残る町並みのシンボル的存在でもあり、その味とともに地元に愛されてきた。
 「乾坤一」は、ササニシキを原料米に用い、やさしい旨みとキレの良い味で知られる。昭和の地酒ブームの折、地元の米と水、人を生かしてこそ本当の地酒との考えから、他県産の酒米を県産のササニシキに切り替えた。
 当時はまだ県産の酒造好適米がなかったこともあったが、コストが高く扱いが難しい飯米での酒造りを地道に続けたことは、結果的に蔵の個性になった。いまではササニシキのほか、明治から昭和にかけて栽培された「愛国」や、ササニシキの交配親に当たる「ササシグレ」なども使用している。
 また、平成18年(2006)には南部杜氏の資格を得た宮城県出身の菅野幸浩さんが杜氏に就任し、名実ともに地酒と呼べる酒造りが実現した。

 3度の大地震を経験 お米に特化した酒造り
 東日本大震災・令和3年(2021)、令和4年(2022)と大きな地震により蔵が損傷。その都度、大規模な改修工事を行い、甑(こしき)による蒸米など手づくりによる酒造りという基本姿勢は変えることなく、より良い酒質を目指し、工程の大部分を空調管理できるようにするなど設備を改善した。
 令和2年(2020)に代表取締役に17代目となる大沼健が就任。先代のキレの良い酒質を引き継ぎ、お米の産地や生産者に拘りお酒造りに取り組んでいる。
 最も得意としている宮城県産ササニシキは、12月に新米で仕込んだ「うすにごり」が人気。ササニシキの米の旨みと酸味に加え、やわらかな口当たりと瑞々しくフレッシュさのある酒として好評を得ている。

 正徳2年(1712)創業。当初の銘柄は「不二正宗」。明治3年(1870)に蔵を視察に訪れた松平正直・初代宮城県知事から提案を受け「乾坤一」に改称した。「乾坤」は易学で陰と陽、あるいは天と地を指す言葉。

 大沼酒造店 宮城県柴田郡村田町村田字町56-1

*https://miyagisake.jp/kuramoto/onuma/ より

 大沼酒造店について
 時は正徳二年。江戸時代中期、紅花などの拠点として栄えていた村田町に大沼酒造店は誕生した。
 それから300有余年の時を重ね、また新たな時代を迎えた今日。
 大沼酒造店では受け継がれた伝統の中に、若い感性の手仕事が力強く動き始めている…。

 乾坤一
 それは、天と地を潤す一滴
 この世で一番の美味しいお酒に
 ―初代宮城県知事 松平正直
 創業した江戸時代には「不二正宗」という銘柄で販売していたが、明治三年、視察で訪れた初代宮城県知事の松平正直が飲んだお酒の味わいに感動し、この世で一番のお酒になりますようにと「乾坤一」と名付けた。
 その名に恥じぬよう、真剣に酒の在るべき姿を追い求め妥協を許さぬ乾坤一の酒には、美しいと称された酒を造り出す卓越した技と気高い誇りが詰まっている。

 

 地元を愛し地元に愛される酒造り
 土地、景色、人が感じられる酒
 風土を醸す
 地元に根差した酒造りをする―それこそが地元を愛し地元に愛される酒に繋がるという思いから、宮城県産ササニシキを中心にした造りが始まる。長年使い続けることで飯米を使用することが蔵の個性となり、土地、風景、農家の顔…それぞれの思いが心に浮かぶ酒がここに生まれた。

 農家と醸造家の両輪で酒を造る
 繋がる襷は挑戦する姿勢であり、
 心意気
 地元産ササニシキを中心としながらも、近年では「亀の尾」「神力」「愛国」の明治三大品種を宮城県内で契約栽培している。地元農家と手と心を合わせ、宮城でしか表現できない味わいを追求。
 どうすれば理想の味を引き出せるのか…「究極の課題」を突き詰めた先に答えはあると信じて、今日も「理想の味」を追い求め挑戦する。

 産業を共に育て、
 そして成長していく…
 循環型産業への挑戦
 農家・生産者の生産物が元々持っている価値をさらに高め、流通・販売を向上させ産業を活性化させる一輪になることを目指す。
 酒造りの基本は、米。その観点から考えを派生させ、未来を見据え地元の大地と人を潤す。
 同じ志で産業・業界を盛り上げる流れを創っていく…企業としての乾坤一の進化と真価のキーワードが「循環型産業」である。

 醸良酒 チーム 乾坤一
 魅力ある酒は魅力ある人材から
 醸し出される
 南部杜氏の資格を持つ社員杜氏と地元社員、20代から40代の蔵人による酒造り。杜氏を木の幹にするならば、幹だけ立派では意味がない。蔵人、洗瓶・瓶詰担当、出荷担当、それぞれが枝葉となり茂ることが飲み手を引き付ける酒に繋がる。
 魅力ある酒、温もりのある酒は、魅力ある人材、温かい人材から生まれてくる。成長できる環境と刺激を与えることで切磋琢磨し、仲間と酒が共鳴しあうことができるのだ。
 新しい時代を迎えた乾坤一がこうして始まっていく…。

 代表銘柄

乾坤一 大吟醸
Kenkonichi Daiginjyo

造りの期間中、一番寒い時期を狙い仕込まれる大吟醸。失敗は許されず、全神経を集中し酒造りに向かう蔵人たち。最高のお米を時間と手をかけ作り上げていく。兵庫県産山田錦40%に酵母は宮城県酵母を使用し、数々の鑑評会で金賞を受賞。洗練された味わいをどうぞご体験下さい。

精米歩合 40%
原料米 兵庫県産山田錦


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