「コリコリ食感 美しいきのこ はなびらたけ〜茨城・城里町〜」 2022年12月26日
天然のはなびらたけは1000mを超える高地に自生し、なかなかお目にかかれない“幻のきのこ”。その栽培が可能となり、食卓を彩る新しい食材として注目されています。
はなびらたけは、その名の通り、はなびらのような白いひだが美しいきのこ。コリコリした独特の食感があり、香りも豊かです。ただし非常にデリケートで、栽培にはきめ細かな注意が求められます。茨城県城里町で栽培に取り組む中川幸雄さんは、何年にもわたり工夫を重ね、栽培方法を確立しました。そんな中川さんがイチ押しの調理法は「から揚げ」。はなびらたけのコリコリ食感が、家庭料理の定番に革命を起こすかも!?
「うまいッ!」の秘密
自然に生える はなびらたけにできるだけ条件を合わせてあげるため、菌を植えつける培地の材料であるおがくずに工夫が光ります。はなびらたけ専用にからまつのおがくずを使用。さらに、栄養吸収を促すために3年間発酵させたものを使います。
高山で育つはなびたらけのため栽培の部屋の環境を整えています。温度は20度前後。湿度は97%以上必要です。まるで高原の朝の霧のように、室内には水蒸気が漂っています。
「はなびらたけを使った料理」レシピについて
「はなびらたけのホイル焼き」
<材料>(4人分)
・はなびらたけ、たもぎたけ、ひらたけ、白ひらたけ、あわびたけ:各200g
・たまねぎ:1/2個
・レモン(スライス):4枚
・バター:40g(1人分10g)
・しょうゆ:大さじ2
・酒:大さじ1
・塩・こしょう:適量 ※調味料は各ホイルに振りかける
<作り方>
1) きのこは手で割いて食べやすいサイズに、たまねぎは2mm程度の薄切りにする。
2) 30cmくらいに切ったアルミホイルの上に、玉ねぎを敷き詰めて、その上にきのこを盛り付ける。
3)しょうゆ、酒、塩・こしょうを振りかけ、上にバターとレモンを乗せ、ホイルを折って包む。
4)フライパンに3)を入れ、ホイルの高さの半分くらいの水を入れて蓋をし、弱火で10分加熱する。※加熱途中に水が完全に無くならないように。無くなりそうなら少しずつ足す。
「はなびらたけのからあげ」
<材料>(4人分)
・はなびらたけ(“はなびら”部分):300g
・はなびらたけ(“茎”部分):300g
・酒:大さじ2
・しょうゆ:大さじ2
・おろし生姜:大さじ2
・顆粒だし(ほんだし):大さじ1
・かたくり粉:適量
・揚げ油:適量
<作り方>
1) はなびらたけは、“はなびら”と“茎”に切り分け、それぞれ食べやすい大きさに切る。
2) ボウルに酒、しょうゆ、おろし生姜を入れ、1)を加えて揉みこみ、ラップをして10分寝かせる。
3) 2)にかたくり粉をまぶし、180℃の油で揚げる。きつね色になったらできあがり。
*https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/JRY5XLV81V/ より
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