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<パリ五輪2024> メダリスト 舟久保遥香

2024-08-31 06:52:49 | パリ五輪2024

 「舟久保遥香」 銅-柔道・女子57キロ級 銀-柔道 混合団体

*https://www.sankei.com/paris2024/medalist/?qrkydog_paris2024_page=PROFILE-1896733-------------------- より

 舟久保 遥香(ふなくぼ はるか、1998年10月10日 - )は、山梨県出身の、日本人の女子柔道選手。階級は57kg級。身長162cm。血液型はO型。段位は参段。組み手は右組み。得意技は小内刈、寝技。現在は三井住友海上女子柔道部に所属。

*Wikipedia より

 柔道57キロ級・舟久保遥香、愚直に磨いた「舟久保固め」 レジェンド谷亮子さん直伝イメトレで食らい付く 2024年7月28日 06時00分 東京新聞web
 うつぶせでもがく相手の脇腹に左手を差し込む。右手で腰をつかみひっくり返す。もう逃がさない。
 パリ五輪柔道女子57キロ級代表の舟久保遥香(三井住友海上)の武器は独自の寝技「舟久保固め」だ。天才の技ではない。「不器用だから、絶対にできるようになる」と寝技の練習を繰り返して編み出した努力の技だ。「泥くさくやる」。中学時代から変わらない気持ちで29日、パリの畳に上がる。(渡辺陽太郎) 
 ◆「技の習得が遅く…」悔しさから生まれた独自技
 山梨県出身。強豪の富士学苑中学・高校で日本一となり、ジュニアとシニアで数々の国際大会も制した柔道エリートに思えるが、本人は否定する。多くの技術を学ぶ中学時代は「誰よりも技の習得が遅く悔しかった」と振り返る。そこで腐らず「それならいっぱい(練習を)やろう」と奮起した。
 練習した分だけ強くなると感じていた寝技を磨いた。恩師の「不器用だからこそ、身についたら忘れない」という言葉にも励まされた。中学3年時、何度も練習した複数の寝技の動きを組み合わせて舟久保固めを編み出した。「自分のポジションに入ったらいける」と自信になった。舟久保固めをはじめとする寝技を中心に快進撃を続けた。だが、卒業後、その自信は打ち砕かれる。
 ◆「毎日ぼこぼこ」逆境から技の幅が広がった
 上野雅恵、新井千鶴ら数々のメダリストを輩出した三井住友海上に集った実力者に「毎日、ぼこぼこにされた」と心が折れかけた。それでも「この会社に入ったからには世界で、五輪で戦わないといけない」と立ち上がる。自分のスタイルには合わないと思った技でも挑戦し柔道の幅を広げた。中学で培った負けん気で踏ん張った。
 2021、22年のグランドスラム(GS)パリ大会の連覇や世界選手権連続2位と国際大会で実績を積み昨年8月、パリ切符をつかんだ。「目標にしていた。うれしいし気が引き締まる。金メダルを取りたい」と笑顔を見せた。
 ◆イメトレで「投げられちゃった」 本番を想定し尽くした練習
 代表内定後の国際大会は最高2位と結果を残せていない。しかし、動揺はない。今年4月、48キロ級で五輪5大会連続出場のレジェンド谷亮子さんから教わったイメージトレーニングの成果が出ている。五輪の数カ月前から「きょうは五輪」という日を何日も設ける。それを繰り返せば、五輪も「特別な日」でなくなる。
 舟久保は起床から会場入り、畳に上がる瞬間、試合展開も細かく設定して練習に取り組んだ。開幕1カ月前には「想像で対戦したら、投げられちゃいました。本番まで何度も繰り返さないと」と苦笑した。
 想定した相手は明かさなかったが、東京五輪銀メダルのサラレオニー・シシケ(フランス)や今年のGS3大会優勝の出口クリスタ(カナダ)らと思われる。両選手への対策を聞くと「力があるので、足を使って自分の組み手に持ち込みたい」とよどみなく答えた。
 試合直前にもイメトレで相手に投げられるかもしれない。だが、不器用さを努力で補い必殺技を編み出した舟久保なら、本番でひっくり返せるはずだ。「私の柔道に派手さはない。本当に地味だけど、必死に食らい付いてやる」。泥くささに闘志も上乗せして夢舞台に挑む。

*https://www.tokyo-np.co.jp/article/342374 より

 

 柔道 舟久保遥香が銅メダル 女子57キロ級 パリオリンピック 2024年7月30日 4時47分 NHK NEWS 

 パリオリンピック初出場の舟久保遥香選手は柔道女子57キロ級で、準々決勝で敗れましたが、その後敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦で勝利して銅メダルを獲得しました。

 銅メダルをかけて戦った3位決定戦ではリオデジャネイロ大会の金メダリストでブラジルのラファエラ・シルバ選手と対戦しました。

 舟久保選手は我慢強く相手の攻撃に対応しながら、得意の寝技に持ち込んでいく姿勢を貫き徐々に相手の体力を奪っていって最後は相手の反則負けで勝ち、銅メダルを獲得しました。

 金メダルは、オリンピック初出場でカナダの出口クリスタ選手、銀メダルは、オリンピック初出場で韓国のフ・ミミ選手、銅メダルは舟久保選手と、東京大会で銀メダルを取ったフランスのサラレオニー・シジク選手でした。

 舟久保遥香「何としてもメダルを取って帰りたかった」
 銅メダルを獲得した舟久保遥香選手は「金メダルを目指していたので手も足も出なくて悔しい。それでもたくさんの人に応援してもらったから何としてもメダルを取って帰りたかったのでよかった。今回の経験を次につなげて混合団体に向けて修正したい」と話していました。

 個人戦終えて「これからもしつこく我慢強く」
 表彰式の後、「悔しい思いは変わらないが、メダルを取れてよかった。柔道が人気な国でもあるのでそういうところでできてよかった」と話していました。

 その上で、初めてのオリンピックでの個人戦を終えて、「派手さはないがこれからもしつこく我慢強く、やっていきたい。団体戦があるので切り替えてやっていきたい」と話していました。

 【解説】海外選手の層が厚い女子57キロ級 粘って銅
 舟久保遥香選手は海外選手の層が厚い女子57キロ級での戦いで粘って銅メダルを獲得しました。

 この階級は長野県出身でカナダ代表の出口クリスタ選手をはじめ、東京大会の銀メダリストでフランスのサラ レオニー・シジク選手など実力者ぞろいです。

 舟久保選手はおととし、去年と世界選手権の決勝まで進んだ実力者ですが、あと一歩で頂点を逃し、悔しい思いをしてきました。

 わずかに及ばなかった「世界一」を意識して取り組んできたのが最大の持ち味、「舟久保固め」と名付けられた独特な形の寝技に持ち込むパターンを増やすこと。

 特に足技からの流れが重要だと考え、「足技との連動がうまく回っていけば、私の寝技が生きてくると思う。いかに組み合わせて出せるかだ」と話し、合宿の稽古では鬼気迫る表情で、乱取りに打ち込む姿を見せていました。

 また、女子代表の増地克之監督が「持久力は対戦相手を上回る。長引けば長引くほど舟久保のペースになってくる」と表現する階級屈指のスタミナの持ち主で後半で相手が疲れてきたところをしとめる戦略で臨みました。

 そして、今大会の2回戦では東京大会の女子48キロ級銅メダリストで、ウクライナのダリア・ビロディド選手の攻撃をしのぎきって延長戦に持ち込み、最後は相手の反則負けによる勝利をつかみました。

 準々決勝ではシジク選手に敗れましたが敗者復活戦を鍛えてきた寝技で一本勝ちすると3位決定戦でも延長戦に持ち込みました。

 そして、ここでも相手の反則負けを招き初めてのオリンピックで銅メダルをつかみました。

 出身地 山梨 富士吉田市では勝利を祝い喜びの声
 パリオリンピックの柔道女子57キロ級で銅メダルを獲得した舟久保遥香選手の出身地山梨県富士吉田市では、応援に集まった人たちから喜びの声が上がりました。

 富士吉田市民会館の大ホールには地元の人たちなどおよそ50人が集まり、午前0時半ごろに3位決定戦が始まると、バルーンを打ち鳴らして舟久保選手を応援しました。

 集まった人たちは祈るような表情で試合経過を見守り、延長戦の5分すぎに舟久保選手の銅メダルが決まると拍手をしたり、涙を流したりしながら、勝利を祝いました。

 舟久保選手が小学6年生まで通った柔道教室で練習している高校1年生は、「得意な寝技を繰り返し、相手を倒そうとしている姿がかっこよかったです。自分も柔道を頑張りたいです」と話していました。

 娘が同じ柔道教室に通っていたという女性は、「最高のパフォーマンスを見せてくれました。努力が報われてよかったねと声をかけてあげたいです」と話していました。

 決勝は日本にゆかりのある カナダと韓国の選手が対戦 
 パリオリンピック柔道女子57キロ級の決勝は日本にゆかりのある選手どうしの顔合わせとなりました。

 カナダの出口クリスタ選手は世界ランキング1位、長野県出身で、父親の母国の代表としてオリンピックに初出場しました。

 韓国のフ・ミミ選手は世界ランキング3位、早稲田大学に在籍し、こちらも初出場のオリンピックでした。

 日本にゆかりのある2人の勝負は両者譲らない展開で延長戦に進み、フ・ミミ選手に3回目の指導が出されて反則負けになり、出口クリスタ選手が金メダルを獲得しました。

 出口クリスタ選手「最後までやり抜いて金メダル」
 柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した長野県出身でカナダ代表の出口クリスタ選手は「準決勝と決勝は思い描いていたようないい柔道ではなかったが最後までやり抜いて金メダルにこぎ着けることができた」と振り返りました。そして、カナダ国内でのしれつな代表争いも踏まえ、「国内の選考がしんどかったが、オリンピックに出るだけではなく、金メダルを持って帰ることができるのは本当によくやったと思う」とかみしめるように話していました。

 出口選手の地元・長野 塩尻でパブリック・ビューイング
 出口クリスタ選手の地元の長野県塩尻市では、パブリック・ビューイングが行われ地元の人たちのほか、出口選手が通っていた道場や高校の恩師などおよそ120人が駆けつけました。

 集まった人たちは、出口選手が次々に勝ち進む様子を大型モニターを通して声援を送りました。

 そして、決勝では延長戦で相手が3回目の指導を受けて反則負けとなり出口選手の金メダルが確定すると会場は大歓声に包まれ、抱き合って喜ぶ人の姿も見られました。

 塩尻市の40代の女性は「とても感動しました。出口選手は地元にとって希望の星だと思います。地元に戻ってきたら感動をありがとうと伝えたいです」と話していました。

 出口選手のおばの横山裕美佳さんは「帰国したら抱きしめてあげたいです。家族でしたいと言っていたのでギョーザパーティーをします」と話していました。

 出口選手が通った誠心館道場の村山良治師範は「よく頑張ったと思います。お疲れさま、おめでとうと言ってあげたいです。そのことばしかないです」とねぎらっていました。

 【敗者復活戦】 
 パリオリンピック柔道女子57キロ級の舟久保遥香選手は敗者復活戦でセルビアのマリツァ・ペリシッチ選手と対戦し、横四方固めで一本勝ちし、3位決定戦に進みました。

 【準々決勝】フランスと対戦 一本負けして敗者復活戦に 
 パリオリンピック柔道女子57キロ級の準々決勝で舟久保遥香選手は前回・東京大会で銀メダルを獲得したフランスのサラレオニー・シジク選手と対戦し開始直後、相手の出足払いで一本負けし、敗者復活戦にまわりました。

 【2回戦】ウクライナ選手と対戦 準々決勝に進出 相手が反則負け 
 パリオリンピック柔道女子57キロ級の舟久保遥香選手は東京大会の48キロ級で銅メダルを獲得したウクライナのダリア・ビロディド選手と対戦し延長戦の末、相手が3回目の指導を受けて反則負けとなり、準々決勝に進出しました。

 【1回戦】イタリア選手と対戦 大外刈りで技あり奪い2回戦に進む 
 パリオリンピック柔道女子57キロ級の舟久保遥香選手は、1回戦で世界ランキング12位のイタリアのベロニカ・トニオーロと対戦し、延長戦の末、大外刈りで技ありを奪って勝利し2回戦に進みました。

*https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240729/k10014528661000.html より


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