「対決姿勢を前面に打ち出してきたが故に、現在の日本が抱える、最も重要な課題に、」「真正面から、取り組めなかった。」
絡みついている余分な枝葉を取り払い、中北氏の言葉だけを読みますと、まともな意見です。対決姿勢を全面に打ち出されますと、主張が正しいとしても、過激さに引いてしまいます。みっともない氏の新聞記事を他山の石として、私は只今から、「対決姿勢を前面に打ち出さないブログ」にしようと、心に決めました。
中国や北朝鮮に比べれば、確かに日本は、自由の国です。どんな愚かなことを書いても、喋っても、国が干渉しません。脅迫もされませんので、何の不安もなく、言いたいことが言えます。何か言えば密告され、突然警察に捕まえられるような、どこかの国のことを思えば、「言論の自由」の大切さと、素晴らしさを肌身で感じます。
となれば、私も共同通信社が拡散するいかがわしい記事にも、拡散の自由を尊重しなければなりません。自分の思うままをブログで述べているのですから、共同通信社が同じことをしても、対決姿勢だけで向かうのはよろしくありません。私は今日から、同社の記事を過激な言葉で「攻撃」するのを止め、折に触れ、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々へ、「紹介」しようと決めました。
中身は同じなので、ブログのタイトルは「共同通信社による情報操作」でも良かったのですが、冷静になった自分を強調するため、変えました。目の敵にしてきた安倍総理が、間も無くいなくなり、次の総理が誕生する時期だからでしょうか、同社が配信する記事が、珍しいほどに激しく偏っています。
安倍氏個人への批判ばかりでなく、「終戦の日」でもないのに、戦前の日本への批判記事が日々発信されています。私のように下品な言葉でなく、好人物らしい著名人が、穏やかに語る記事ですから、説得力があります。千葉の片隅で、何人かの訪問者に読まれている私のブログと違い、同社は、全国津々浦々何百万人もの読者に記事を届けます。いくらドンキホーテのように力んでも、打ち倒せる相手ではありません。
安倍総理の辞任表明以来今日まで、異常な批判記事の氾濫は、おそらく新総理の誕生まで続くのだと思いますが、私の他にも、気付いている方がおられるでしょうか。たまたま机の上にあるのは、9月5日土曜日の千葉日報です。目に付く、共同通信社の記事と見出し部分を、列挙してみます。
1. 安倍政権の社会保障・雇用政策 「残された課題」( 上 )
「制度持続の展望示せず」「痛み避けた 社保改革」
2. 地方政治はどう変わったか「安倍政権の検証」( 1 )
「中央主導 進む一極集中」「分権改革は停滞」
3. 表層・深層 衆院解散に関し「本命発言 飛び交う憶測」
「与党内で賛否、野党警戒」「タイミング」「牽制」「抜き打ち」
4. 総裁選、街頭演説会開かず 自民、コロナ禍で異例対応
5. 安倍政権との7年8ヶ月 ロシアとの関係 ( 5 )
「北方領土をめぐる日露の動き」「安倍氏の野心につけ込み プーチン翻弄」
「領土交渉一切譲らず」
6. ハーベストタイム 作家・辻真先さん
「かぎ取った『うそ』の匂い」
7. 朝日新聞・慰安婦報道を再考
「集団訴訟の経緯、書籍に」
4番と7番の記事を除けば、全て写真入りで、6~7段組みの大きな記事です。ほとんどがシリーズ物となり、安倍政権批判ですから、私でなくても、異常な報道ぶりが目に付くはずです。千葉日報だけでなく、同社が配信している地方紙は、同様の紙面づくりであろうと推測しています。
次回は、一番大きな扱いをしている6番目の記事と、その下に並んでいる7番目の記事を紹介しようと思います。朝日新聞やNHKについても同じことが言えますが、彼らのような巨大マスコミの報道に対し、私たち庶民には、反撃の手段がありません。全国民が一斉に「見ない、買わない」を実行すれば、大反撃となりますが、そんなことは、全体主義の中国や北朝鮮でない限り不可能ですし、やってはいけません。
私たちにやれることは、「読んでも騙されない。」「参考にするが、信じない。」・・これしかありません。現在のように、国民の多くがマスコミに疑問を持ち始めた時なら、もしかすると「読んでも騙されない。」「参考にするが、信じない。」ということが、全国的に実現するのかもしれません。
私のようなブログが、他所でも発信されていますし、闊歩しているマスコミのわがままが、いつまで通用するのか楽しみでもあります。「日本の世論を作っているのは、自分たちマスコミだ。」と、彼らは得意になっていますが、そうでないことを知る時がきます。
「日本の世論を作っているのは、国民だ。」「日本を支えているのは国民だ。」と、そう言える日が来ればいいと思います。次回は「対決」を止め、同社の記事の「紹介」をいたします。過激でない言葉で表現すれば、6番目と7番目の記事は、情報操作記事です。