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ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

伊藤貫氏の意見紹介 - 10 ( 昭和天皇のお言葉 )

2023-07-13 20:35:19 | 徒然の記

〈 戦後の日本が先送りしてきた重要案件 〉

  1. 亡国の「日本国憲法」を、戦後77年経ってもなぜ改正できないのか

  2. 皇室崩壊の要因となった「11宮家の皇籍離脱」を、戦後77年経ってもなぜ元に戻せないのか

 今回は、青色表示した1番目の案件より証明を始めたいと思います。大東亜戦争の敗北は、昭和20年8月10日にポツダム宣言の受諾をした時に決定し、日本の占領統治は、同年11月2日に連合国軍総司令部 ( GHQ ) が設置された時点から始まりました。

 問題となっている「日本国憲法」は、昭和21年の11月3日に公布され、その翌年の5月3日から施行されました。「明治憲法」が7年の歳月をかけて作られたことを考えますと、「日本国憲法」の公布と施行は異例の早さです。しかもこれは、「占領国の憲法を変えてはならない」と言う国際法にも違反していました。

 なぜこのような無法が可能になったかについては、平成29年の2月に12回のシリーズで書いた「変節した学者たち」を読んでいただければ分かりますが、簡単に言いますと、東大総長南原繁氏を中心とする反日左翼学者たちの積極的協力があったからです。

 民政局局長としてGHQの中心にいて、米国案「日本国憲法」を政府に押し付け、「認めなければ、天皇が処刑される。」と脅迫したのがホイットニー准将でした。当時民政局はマルキスト集団と言われていましたが、共産党嫌いのマッカーサー元帥がなぜか彼を重用していました。
 
 ホイットニー准将が社会党の片山哲氏や、リベラルと呼ばれる芦田均氏を支持し、保守政治家の吉田茂氏を嫌悪していたことについては、多くの公開情報があります。日本国憲法に関して、昭和天皇がどのような意見を持たれていたかは、NHKが国内だけでなく世界に向けて発信しています。つまりこれが、令和元年8月17日放映された番組です。
 
 NHK  NEWSWEB 『昭和天皇拝謁記』がネットで、NHKスペシャル『昭和天皇は何を語ったか』は、地上波のテレビで放映されました。この中から昭和天皇が「日本国憲法」について、どのような意見を持たれていたのかを抜き出して紹介します。そうすれば息子たちだけでなく、「ねこ庭」を訪問される方々にも、背後にいるユダヤ金融資本勢力の動きが感じ取れるでしょうし、伊藤氏と馬渕氏が「憲法改正」について言及しない不自然さが伝わると思います。
 
 昭和天皇のお言葉は一度に語られたのでなく、田島長官が拝謁時に都度こっそりとメモしたものだそうです。
 
 陛下・・
 「私は、憲法改正に便乗して、他のいろいろのことが出ると思って否定的に考えていたが、今となっては、他の改正には一切触れずに、軍備の点だけ公明正大に、堂々と改正した方がいいように思う。」
 
 陛下・・
 「軍備といっても、国として独立する以上は必要である。かっての軍閥が悪いのだが、それをアメリカは何でも軍は、全部軍閥だという様な考えで 、ああいう憲法を、作らせるようにするし・・・」
 
 陛下・・
 「警察も医者も病院もない世の中が、理想的だが、病気がある以上は医者は必要だし、乱暴者がある以上警察も必要だ。」「侵略者のない世の中になれば武備は要らぬが、侵略者が人間社会にある以上、軍隊はやむをえず必要だという事には残念ながら道理がある。」
 
 陛下・・
 「再軍備に関して、憲法改正の方が良いと吉田に言っても良いか。」
    
 陛下・・
 「吉田には再軍備の事は、 憲法を改正するべきだという事を質問するようにでも 、言わぬ方が良いだろうか。」
 
 国が独立するためには軍隊が必要と昭和天皇は考えられ、吉田総理に思いを伝えようとされている状況が分かります。NHKは陛下の言葉を、戦前を懐かしむ好戦的天皇というイメージで解説していますが、果たしてそうでしょうか。NHKのドキュメント番組『緑なき島』は捏造を交えた反日番組でしたが、『昭和天皇拝謁記』にも同じ印象があります。
 
 彼らが、平和主義者である田島長官が、陛下を懸命に押し留めているという形で編集している様子が、わかる人には分かります。中国や韓国・北朝鮮だけでなく、NHKも捏造をするという見本だと思いますので、次回は編集された田島氏の言葉を紹介します。
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伊藤貫氏の意見紹介 - 9 ( 公開情報を元に試みる証明 )

2023-07-13 12:09:58 | 徒然の記

 本日私が試みようとしているのは、ネット社会で最高レベルの識者と言われている伊藤貫、馬渕睦男の両氏が、肝心な日本の問題点に関しその知識を披露していない事実を、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に証明することです。

 根拠として使うデータは、主として下記の2つです。

 1.  NHK  NEWSWEB 『昭和天皇拝謁記』 ( 令和元年8月17日報道  ) 

  NHKスペシャル『昭和天皇は何を語ったか』 ( 令和元年8月17日報道  )  

   副題「初代宮内庁長官・田島道治が詳細に書き残した『拝謁記』」

 2.  「ねこ庭」で紹介した「過去のシリーズ記事」

   ・平成28年2月 『東條英機・歴史の証言』( 渡部昇一 )   ( 6回シリーズ )

   ・平成28年2月 『大東亜戦争肯定論』( 林房雄 )   ( 16回シリーズ )

   ・平成29年4月 『日本終戦史』( 読売新聞社 )   ( 7回シリーズ )

   ・平成29年6月 『岡田啓介回顧録』( 岡田啓介 )   ( 5回シリーズ )

   ・平成29年10月 『なぜ外務省はダメになったか』( 村田良平 )   ( 8回シリーズ )

   ・平成30年2月 『敗戦日本の内側』( 富田健二 )   ( 12回シリーズ )

   ・平成30年3月 『統帥権について』( 三つま真吾 )   ( 7回シリーズ )

   ・平成30年6月 『共同通信社』( ウィキペディア )   ( 10回シリーズ )

   ・平成30年7月 『戦争と沖縄』( 池宮城秀意 )   ( 8回シリーズ )

   ・平成30年8月 『日露戦争』( 古谷哲夫 )   ( 7回シリーズ )

   ・平成30年10月 『この落差』( 国連人権委員会報告 )   ( 18回シリーズ )

   ・平成30年11月 『アメリカの正義に騙されるな』( 山本裕司・大野彩子 )   ( 8回シリーズ )

   ・平成30年11月 『大いなる失敗』( スビグネツ・ブレジンスキー )   ( 11回シリーズ )

   ・平成30年11月 『非聖戦』( ジョン・クーリー )   ( 9回シリーズ )

   ・令和元年1月 『南京事件の総括』( 田中正明 )   ( 15回シリーズ )

   ・令和元年5月 『日韓併合小史』( 山部健太郎 )   ( 11回シリーズ )

   ・令和元年6月 『戦争と正義』( トムハンゲルト・ハート、エドワード・リネンソール )   ( 8回シリーズ )

   ・令和元年6月 『それでもチェコは戦う』( カレン・バールタ )   ( 6回シリーズ )

   ・令和元年8月 「奢るNHK」 ( 「ねこ庭」のブログ  )   ( 49回シリーズ  ) 

 訪問される方々には煩わしいだけかと思いますが、これからする証明が、根拠のない思いつきでなく、こうした本に基づく意見だと知ってもらいたいからです。参考のため読書家でもある両氏の略歴を、再度紹介します。

伊藤貫氏 ・・ 

 ・東京都出身、昭和28年生まれ、東京大学経済学部卒。参議院議員山谷えりこ氏の実弟

 ・アメリカ・ワシントンD.C在住、国際政治アナリスト、米国金融アナリスト、政治思想家、日本の評論家

 ・ワシントンのビジネス・コンサルティング会社とロビイスト事務所で、国際政治・金融アナリストとして勤務

馬渕睦男氏 ・・ 

 ・京都府出身、昭和21年生まれ、京都大学法学部中退、ケンブリッジ大学経済学部卒業

 ・京大在学中に外交官試験に合格したため、中退して外務省入省

 ・日本の作家、元外交官

 ・イスラエル大使館公使、タイ大使館特命全権大使、キューバ国駐箚特命全権大使、駐ウクライナ兼モルドバ大使、

 ・防衛大学教授

 ・日本文化チャンネル桜・コメンテーター

 事前説明が長くなりましたが、次回から両氏が肝心な日本の問題点に関し、その知識を披露していない事実を証明します。証明の順番は以下の通りです。

 〈 戦後の日本が先送りしてきた重要案件 〉

  1. 亡国の「日本国憲法」を、戦後77年経ってもなぜ改正できないのか

  2. 皇室崩壊の要因となった「11宮家の皇籍離脱」を、戦後77年経ってもなぜ元に戻せないのか

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