ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

何時もと違う、新年でした - 6 ( 愛子様、初めての記者会見 )

2024-01-14 20:30:13 | 徒然の記

 「国内外の関心事は何か ? 」、という質問に対するお答えです。

  ・国内外の関心事につきましては、近年自然災害が増え、またその規模も徐々に大きくなっていることを心配しております。

  ・そのような中で、ボランティアとして被災地で活躍されている方々の様子を、テレビなどの報道で目にしまして、自分が住んでいる街であるとかないとかに関係なく、人のために役立とうと懸命に活動されている姿に、非常に感銘を受けました。

  ・私の親しい友人にも、東日本大震災で被災した福島県の復興支援に、ボランティアとして参加している友人がおりまして、私自身ボランティアにも関心を持っております。

  ・そしてもう一つ、盲導犬や聴導犬といった働く動物たちにも、学校主催のイベントや動物に関するフォーラムの折などに触れる機会がございまして、動物好きの私としましては、心惹かれるものがございます。

 「天皇皇后両陛下を、親としてどのように考えているか、また両親との思い出は ? 」、という質問に対するお答えです。
 
  ・両親は私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っている時は自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような、私がどのような状況にありましても、一番近くで寄り添ってくれる、掛け替えのない、有難い存在でございます。
 
 ここでもやはり私は、激痩せされていた中学生時代の愛子様の姿を思い出しました。苦しい時を両陛下と共に乗り越えられたお気持ちを、そのまま述べておられる気がしました。
 
  ・これまでにたくさんの愛情を注ぎ、育ててくださったことに、深く感謝しております。
 
 息子たちからこのような言葉を聞かされたら、私は涙を拭うと思います。もしかすると両陛下も会見の様子をテレビで観ながら、涙しておられたのかもしれません。
 
  ・また両親と話をしておりますと、豊富な知識や経験に驚かされることが多くございまして、また両親の物事に対する考え方や、人との接し方などからは学ぶことが多くございます。
 
  ・両親との思い出を言いますと、やはり私の学校の長期休みに出かけた旅行のことが、真っ先に思い浮かびます。
 
  ・どの旅行も非常に思い出深いものでございますけれども、静岡県の下田市にある須崎の御用邸に行き、海で泳いでいるときに、綺麗なお魚の群れを発見して皆で鑑賞したりいたしました。
 
  ・また須崎の海はほとんど波のない、穏やかな海でございます。けれどもサーフボートを海に浮かべて、そこに三人で座る挑戦をして、見事に三人で落下した思い出など、お話ししますと日が暮れてしまうかもしれません。
 
  ・日頃から家族では、その日にあった出来事など、いろいろな話をいたします。最近では北京オリンピックや、パラリンピックを観戦して、その試合の様子について話したり、感動を共有したりいたしました。
 
  ・アスリートの皆さんの、ひたむきに競技に打ち込まれる姿や、夢の舞台を最大限に楽しもうとされる姿には、たくさんの感動や希望、そして勇気をいただきました。
 
  ・また両親と一緒に、飼っている犬や猫と触れ合う時間も、心安らぐ時間になっていると感じております。これからもペットを含め、家族で過ごす時間を大事にしたいと考えております。
 
 残る質問が一つとなりましたので、愛子様の「会見時のご発言」紹介は、次回で終わることになります。動画を見た視聴者のコメントが沢山入っておりますので、その中の3件を紹介しようと思っています。次回のお越しをお待ちしています。
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何時もと違う、新年でした - 5 ( 愛子様、初めての記者会見 )

2024-01-14 13:37:03 | 徒然の記

 本日も、記者会見の動画の紹介です。

  ・これまで様々な形で支えて頂き、成年を暖かく祝福していただいた皆様に、心よりの感謝をお伝えしたいと思います。

  ・誕生日当日は、成年を迎えたと言う実感がまだ湧いておりませんでしたが、12月5日の「成年行事」の折に、天皇陛下より勲章を親授して頂きまして、初めて身につけた時に、勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いをいたしました。

  ・そして新年には、成年皇族として「新年祝賀の儀」に初めて出席しまして、また年末から年始にかけては、いくつかの宮中祭祀にも参列しまして、初めてのことばかりで緊張もございました。

  ・これまで両親から話を聞くだけであった行事に、自分が参加していることに、少し不思議な心持ちがしましたけれども、自分が成年皇族になったと言う自覚が芽生え、個々の行事に責任感を持って臨まなければならないと感じた瞬間でございました。

  ・今後につきましては、まだ学生でございますので、当面は学業を優先させて頂きながらとはなりますが、一つ一つのお務めを大切にしながら、少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう、私のできる限り、精一杯務めさせて頂きたいと考えております。

 以上は「成年になられた抱負は何か」と言う記者の質問に対する答えでした。私たちは、陛下や皇后陛下、あるいは皇族の方々の会釈されている姿をテレビを通じて知っていますが、日頃何をどのように考えておられるのかを何も知りません。記者会見やインタビュー時のお話を観たり読んだりしますが、それらは皆マスコミが切り取った情報の一部でしかありません。

 愛子様のお話の全部が公開されている貴重さが、ここにあります。ご本人には何気ない説明であるとしても、聞く方には新鮮な話で、生きた人間としての陛下や皇后陛下の姿が見えてきます。

 私的な話をされる時は、父母、両親と言われますが、公的な立場で述べられる時は、天皇陛下・皇后陛下と区別しておられます。自分が二十歳 ( はたち ) になった時のことを思い返しますと、愛子様のような心配りや落ち着きはどこを探してもありません。記者への笑顔だけでなく、両陛下にも国民にも配慮をされたご発言を思うと、敬意を表さずにおれなくなります。

 記者会見やインタビューに縁のない自分との比較などするなと、読まれている方の中には眉を顰められる向きがあるのかもしれませんが、同じ年齢なのに大きな違いがあったと言いたかっただけです。お人柄のせいなのか、控えめな仕草にも不思議な威厳があり、初めての記者会見に緊張していると言われていますが、私も負けずに緊張してお話を紹介しています。

 愛子さまを褒めすぎると、皇室崩壊を企む不届き者の仲間と誤解されますので、注意をしながら先へ進みます。次は「ご自分の長所と短所は ? 」と言う記者の質問に対するお答えです。

  ・私の性格は友人や周りの方からは、「穏やか」であったり、「無邪気」と言われることが比較的多いような気がいたします。

  ・長所は自分では中々気づきにくいものでございますれども、事前にご質問をいただいたので、じっくり考えてみまして、強いて申し上げるなら、どこででも寝られると言うところでございましょうか。

  ・以前栃木県にある那須の御用邸へ行き、その着いた晩に、縁側にあったソファーで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えたことなどもございました。

 会見場での質問とお答えでなく、事前に質問が渡されていることが分かりましたが、メモを見られる風もなく、ご自分の言葉で語られています。

  ・短所といたしましては、今のエピソードからお分かりかもしれませんが、自由に伸び伸びと育ったようで、少しマイペースなところがある処だと自覚しております。

  ・また小さい頃から、人見知りするところがございますので、これから頑張って、克服することができればと思っております。

 両陛下に手を引かれながら、周囲の人々を警戒し、隠れるようにされていた幼い頃の写真を思い出しました。悪し様に報道された昔を思い出されているのでしょうが、穏やかな笑顔のままでした。

 次の質問は、「どのような日常を過ごされ、何に興味を持たれているか ? 」だったと思います。

  ・普段は飼っている生き物の世話をしたり、時間がある時は音楽を聴いたり、運動をしたりして過ごしております。

  ・昔から体を動かすことが好きですので、父と一緒に敷地内をジョギングしたり、以前は家族三人でテニスをしたり、現在は新型コロナウィルスの感染の対策を徹底しつつ、職員とマスクをしたまま、バトミントンやバレーをしたりすることもございます。

  ・日々の生活では、緑豊かなところに住んでおりますので、自然には興味がございます。

  ・移居の後、敷地内を散策する時間がまだ十分取れておりませんけれども、皇居内にはどのような生物が生息し、どのような生態系が広がっているのか、ということはとても気になります。

 どのような日常を過ごされ、何に関心を持たれているのかが分かりました。次の質問は、「国内外の関心事は何か ? 」ですが、スペースが無くなりましたので次回にいたします。

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