「ネット中傷迅速削除法案」
昨日は4行で中断しましたので、今日は記事の全文を紹介します。
・X ( 旧ツイッター ) やインスタグラムなどを運営する巨大IT企業を念頭に、削除要請に応じたかどうかや、その理由を、一定期間内に申請者に通知することを義務付ける。
・政府が今月召集の通常国会に法案を提出する。
・削除の基準を示す指針の策定と公表や、削除申請の窓口を利用者に分かりやすい形で示すことも求めるプロバイダー責任制限法を改正する。
・同法は2022年にも改正法が施行され、投稿者への損害賠償請求に必要な情報開示手続きが簡素化された。
・ただ訴訟の時の費用の壁は以前高く、迅速な削除を求める声が多かった。
悪質ユーチューバーを取り締まる法律でなく、巨大IT企業を制限する法律なので、「プロバイダー責任法」です。プロバイダーが悪質動画や情報を遮断すれば、被害の拡大が防げます。二匹目の土壌は小さかったらしく、期待と違う法律でがっかりですが無いよりはマシです。
共同通信社は同法の改正に乗り気で無いのか、記事の説明が不親切です。「反日共同通信社」の呼び方を改めるのは、やはり時期尚早でした。NHK NEWS WEBでは、もう少し丁寧に報道しています。
・インターネット上のひぼう中傷の書き込みをめぐり、松本総務大臣は、事業者に対応の強化を求める法律の改正案を、ことしの通常国会に提出する方向で調整を進める考えを示しました。
・SNSや掲示板など、ネット上でのひぼう中傷の書き込みをめぐっては、被害を受けた人が削除を求める際、SNSなどの事業者側への手続きがわかりにくいなどの指摘があがっています。
・こうした中、松本総務大臣は16日の閣議のあとの会見で、「インターネット上における、ひぼう中傷などの違法、有害情報の流通は大変深刻な状況だ。総務省として、法改正も視野に必要な対応を進めたい」と述べ、事業者に対応の強化を求める法律の改正案を、1月26日に召集されることしの通常国会に提出する方向で調整を進める考えを示しました。
・事業者に求める対応をめぐっては総務省の有識者会議で、事業者に対して、
▽書き込みを削除する判断基準や手続きの指針を、あらかじめ公表することや
▽被害を受けた人から削除の要請があった場合、削除するかしないかを決め、その理由の説明も含めて1週間程度で対応すること、などを求める案が取りまとめられていて、この案をもとに、総務省は法律の改正案について検討を進めることにしています。
同じ「トロイの木馬」の仲間NHKがどのような報道をしているのか、比較してみるのも無駄になりません。以下は、共同通信社の記事をコメント無しで紹介します。
・ネットでの中傷は、自殺につながる場合もある深刻な問題だ。総務省が運営を委託する「違法有害情報相談センター」には、22年度に5745件もの相談があった。
・相談を受けたサービスは、Xやユーチューブなどが多くを占める。
・運営企業側も担当者や人工知能 ( AI ) による監視、削除などに取り組んでいるが、中傷投稿は止まらず苦慮している。規定に違反するとして23年7~9月に削除した国内の動画は、10万件以上に上る。
・動画制作者の指定した単語を「NGワード」としてコメント欄に表示しないようにしたり、製作者が視聴者に望む対話の在り方を掲載したりできるようにする機能もある。
プロバイダーも頑張っていると共同通信社は言いたいのでしょうが、頑張っていないから、悪質動画の洪水が発生しているのです。皇室も含め、日本国民の多くが傷ついているとこには関心がないようです。
・ユーチューブ日本代表の中條亮子氏は、「動画の削除はスピーディーに簡単にできると思われるが、実際は本当に複雑だ。」と実情を明かす。
誰も簡単にできると考えていないから、法律が作られ、改正され、さらに改正されようとしているのです。同社は巨大企業の代弁をするより、弱い国民の立場に立って記事を書くべきでしょう。
・公平性の確保や、表現の自由を萎縮させるリスクも考慮した上での判断を迫られているという。
これが記事の締めくくりの文章です。何ということはありません、「トロイの木馬」が仲間を庇っている記事で、日本を守る気概はどこにもありません。通常国会が昨日召集されましたが、大手マスコミが伝える言葉は下記の通り大同小異、悪意の動画には触れません。
「通常国会 、来週から政治資金めぐる事件受け 与野党論戦へ」
NHK NEWS、 読売新聞オンライン、朝日新聞デジタル、TBS NEWS D.G、 Yahooニュース各社は、相変わらず「政治資金」で国会を紛糾させようとしています。
「ねこ庭」を訪れる方々と喜びを分かち合う予定でしたが、自由民主党と他の政党が政争に明け暮れ、大事な課題を先送りしないよう「危機意識」を分かち合い、監視しなければなりません。柳の下の泥鰌がいなくなり、不毛な通常国会とならないよう見守ることになりました。
政治家もマスコミも安心できない、いつもの日本に戻ったようです。上手い話はないもので、今年も国民が頑張る年になりました。晴天が続き地面がカラカラなので、今から「ねこ庭」の水撒きをします。
木や花が生き返る姿を見ると、気分転換になります。