「皇室の一員としてのあり方を、どのように学んでおられるのか ? 」・・最後の質問に対するお答えを紹介します。
・私は幼い頃から、天皇皇后両陛下や上皇・上皇后様をはじめ、皇室の皆様が国民に寄り添われる姿や、真摯に公務に取り組まれるお姿を拝見しながら育ちました。
・そのような中で、上皇陛下が折に触れて仰っていて、天皇陛下も受け継がれている、「皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら勤めを果たす」と言うことが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております。
・国民と苦楽を共にすると言うことの一つには、皇族の皆様の御活動を拝見しておりますと、被災地に心を寄せ続けるということであるように思います。
・先週で、東日本大震災から11年の時が経過いたしました。町には徐々に活気が戻ってきているように伺われますけれども、いまだに2500人以上もの方の行方が分かっておらず、また4万人近い方々が、今もなお避難生活を続けていらしゃいます。
・被災された方々の心の傷が癒やされるのは、容易なことではないと思われますし、時間を要するものであると想像されます。
・そういった苦難の道を歩まれている方々に、思いを寄せ続けるということも大切にしていければと、思っております。
・また皇室の方々は、歴史であったり生物であったり、児童文学であったり、様々な福祉活動に携わっていらっしゃりと、ご自身の関心のある分野を深めていらっしゃいます。
・お一方、お一方が、それぞれ専門とするような分野をお持ちになっていらっしゃって、その深い知識を、公的なお仕事に役立てていらっしゃるご様子を拝見いたしますと、このような立場にいて研鑽を積むことの意義を、お示しくださっているように思います。
愛子様お一人のご意見というより、両陛下や上皇・上皇后陛下が幼い頃からそのように話されていたのであろうと、考えさせられました。皇室だけでなく、皇族の方々は皆、国民と共にという思いを共有されていることを、教えられました。
・そのほかにも、行事の際など、皇室の皆様にお目にかかった折には、皆様の御所作や立ち居振る舞いをお側で拝見し、その為さり様をお手本とさせて頂きながら、少しでも皆様に近づくことができるよう、努力したいと思っております。
以上で、愛子様の初めての記者会見でのご発言をすべて紹介いたしました。動画には1,170件のコメントが寄せられていますので、そのうちの3件を紹介します。
〈 コメント 1. 〉
落ち着いたお話で、国民に寄り添う皇族の姿を見せられた事に感動しました。溢れ出す聡明さと、品格の高さに、日本国民として、ありがたみを感じ涙が自然に出てきました。
〈 コメント 2. 〉
敬宮愛子様、この度は成人おめでとうございます。品格が溢れ出していて同じ日本人で嬉しく思います。
〈 コメント 3. 〉