ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

何時もと違う、新年でした - 2 ( 危険な役割分担 )

2024-01-11 18:20:57 | 徒然の記

 「賞賛と酷評をする人々は意見を異にする集団でなく、役割分担をしている仲間同士ではないかという疑念」

 本日は上記疑念について、説明いたします。

 現在の法律で定められている皇位継承順位は男性皇族のお三方で、次のようになっています。

  1位 秋篠宮皇嗣殿下  2位 秋篠宮家のご長男悠仁親王  3位 常陸宮正仁親王

 つまり愛子様は女性であるため、現在の法律 ( 皇室典範 ) では皇位継承者になれません。天皇陛下のご年齢を考えますと、次期天皇として一番可能性が高い方は悠仁様になります。悠仁様が皇位を継がれますと、年上の愛子さまが天皇になられる可能性が更になくなります。愛子様を天皇にと主張する人たちは、次の要求を隠しています。

  ・女性天皇・女系天皇を皇位継承者とするように、皇室典範の改正をする

 正面切って言いますと、多くの国民が反対しますので、この人たちは「愛子様」を誉め、天皇皇后両陛下を褒め、世論の喚起と誘導に努めていると思われます。愛子様が立派な方で多くの国民の敬愛を得られるとしたら、「女性天皇・女系天皇」反対論が薄れます。

 悠仁様がお生まれになる前、小泉内閣時の「皇位継承問題有識者会議」で愛子様を天皇にするため、皇室典範を改正する寸前まで行ったことがあります。

 「男女平等は世の流れであるから、皇室も変わって不都合はない。」

 国論を二分する議論となる中で、会議の座長だった東大総長がこのように発言していました。小泉首相もその気になりかけた時、悠仁様が誕生され、図らずも皇室の歴史と伝統が守られた経緯がありました。政権を担う自由民主党の幹部の中にも、日本の歴史と伝統を軽視し、マスコミが作る世論に傾こうとする人物がいました。当時の幹事長と政調会長の発言を紹介します。

 〈 二階俊博幹事長・・記者会見での発言 〉

  ・男女平等、民主主義の社会を念頭に入れて問題を考えれば、おのずから結論は出るだろう

  ・そういうことも念頭に入れて審議いただければ、結構だ

 〈 甘利明税調会長・・フジテレビでの発言 〉

  ・男系を中心に順位を付け、最終的選択としては女系も容認すべきだ

  ・積極的に女系天皇を容認したわけではない

 自由民主党の顔とも言える政治家が、日本の歴史と文化を知らないだけでなく、敗戦後にGHQが日本弱体化のためにした政策も知らないと言う事実があります。何度か述べてきましたが、GHQがした「日本弱体化政策」の大きなものは次の2点です。

  ・最強の日本を支えてきた「皇室の解体」・・「11宮家の皇籍離脱」

  ・最強の日本を支えてきた軍の解体・・「日本国憲法」のおしつけ

 GHQに言われるまま片山内閣が実行した「11宮家の皇籍離脱」がなければ、皇位継承者問題がここまで深刻になることはなかったでしょうし、女性天皇・女系天皇の話も出る余地がありませんでした。

 「皇位継承問題」は、以前として不安定のままで推移しており、世論の動向如何では変動する可能性を含んでいます。女性天皇・女系天皇推進論者が、ネットの世界で世論誘導をする理由がここにあります。彼らは二つに分かれ、ネットの世界で発信活動をしているのではないでしょうか。

 一つの勢力は積極的に愛子様を称賛し、今一つの勢力は徹底的に悠仁様を誹謗中傷する。有る事無い事を針小棒大に伝え、国民の気持ちが秋篠宮家を離れ、悠仁様を嫌悪する方向へ導いていく・・これが皇室情報に接した12日間の結論です。

 ネットの世界で活動する「皇室破壊者」たちの危険な役割分担と、「自由民主党の政治家」たちの危機感の無さを、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に紹介しました。

 もう一つ大事なことは、かってマスコミに翻弄され、痩せ細っておられた愛子様が、立派な成人皇族となられ、国民の前で語られるお姿を拝見した嬉しさでした。

 次回は動画とともに、愛子さまのご発言を紹介します。

コメント (2)
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