〈 なぜ、自由民主党の議員たちは「天下の悪法」について黙っていたのか。〉
下記一覧表を見ると、「日本をダメにした5つの悪法」は、全て吉田内閣の時に公布・施行されています。人体実験を兼ねた原爆が広島と長崎に投下されて、34万人が虐殺され、米軍の無差別本土空襲では主要都市の市民が33万人殺されました。
焼け野原となった国土に、着の身着のままの国民が溢れ、見るも無惨な日本を背負い、GHQと対峙したのが吉田首相です。氏の苦労を知る自由民主党の議員は、「5つの悪法」について批判する勇気を失くしたのでしょうか。
保守合同の実現が昭和30年11月で、それまでは自由党と日本民主党に分かれていましたので、「自由民主党の議員」と言うのは正確でありませんが、説明が煩雑になるため手抜きをご容赦ください。
・ 「( 改正 ) 皇室典範」の公布 昭和22年1月6日
・ 「皇室経済法」の施行 昭和22年5月3日「アメリカの対日政策」の実現が最大の目的ですから、元帥は最初から日本政府を相手していません。後にアメリカの大統領を狙った人物なので、政治家の資質もあり、対日政策実現のためなら利用できるものを何でも利用しました。反共産主義者だったのに、共産主義者のホイットニー准将を重用したのが良い例です。
「天皇の力を借りなければ、占領統治が成功しない。」と、政治的感で理解すると、天皇を処刑すべしと言うイギリスとソ連の意見を封じ込めました。『マッカーサー回想記』の中で、自身が述べています。「5つの悪法」を含め、占領統治政策を全て日本政府を通じて実行しましたので、多くの荒療治が元帥の意向だと国民に知られずに進みました。
マスコミに対しては、占領統治に関する批判を許さず、華々しい成功談や賞賛を報道するよう管理しました。世間の尊敬を得ている学者には特に気を使い、彼らにも連合国軍の政策批判を止めさせ、GHQに協力する意見を発表させました。本国内の有力政治家や官僚をGHQ内で役職を与え、マスコミや政治家をコントロールする仕事をさせました。
「ねこ庭」で述べている「トロイの木馬」は、元帥とホイットニー准将によって育てられ、強力な組織体と成長し社会に根を張っています。丁度良い機会なので、GHQが残した「4つのトロイの木馬」を確認しておきます。
1. 国際法違反の「日本国憲法」・・日本だけが間違った戦争をした悪い国とする自虐史観の憲法
2. 反日左翼マスコミ ・・「憲法」の自虐史観を拡散する朝日新聞、NHK、共同通信社など
3. 反日左翼学者・・「憲法」の自虐史観を理論づける反日学者の育成組織である「日本学術会議」と「東大社会科学研究所」に所属する学者等
4. ジャパンハンドラー・・米国内の反日勢力が日本の中枢に配置した工作者
駐日米国大使がジャパンハンドラーの一人だったことが、先日の「LGBT法」の成立過程で国民の目に見えました。エマニエル大使が、「LGBT法の成立はアメリ政府の意思だ。」と述べた途端、岸田首相が党内の反対論を封じ、強行成立させたのでバレてしまいました。
国民が知ったのは、日本が今もアメリカのコントロール下にあり、独立国になっていないと言う現実でした。マッカーサー元帥が残した「トロイの木馬」は、互いに協力しながら、今も日本の弱体化に動いているのに、そこに言及しない自由民主党の議員諸氏は、本当に日本の保守政治家なのかと言いたくなるではありませんか。国民になんでも伝えると言う青山繁晴氏でさえ、「5つの悪法」には触れません。期待し支援していますが、「護る会」の議員諸氏の中には「5つの悪法」を知らない人物がいる気がします。
GHQがいなくなった現在で、「日本国憲法」を「5つの悪法」の一つだと議員たちが説明すれば、「平和憲法」でも「人類の理想を謳う崇高な法」でもないことが国民に伝わったはずです。改正された「皇室典範」や「皇室経済法」「財政法と」「日米安保条約」とセットになった悪法だと、誰もが理解し、「お花畑の住民」が増えることはなかったでしょう。
国民が本当に怒っているのは「パーティー券問題」でなく、国を崩壊させる「5つの悪法」の存在を知りながら、改正の動きも見せず、国民に知らせもしない、自由民主党の議員諸氏の、「愛国心の無さ」と「腑抜けぶり」だと、そろそろ気づいて欲しいものです。
安倍元総理が暗殺されたのは、「5つの悪法」の中の3つ、つまり「日本国憲法」と「皇室典範」「財政法」を改正しようとしたからだと、「ねこ庭」では推測しています。元総理でさえ「5つの悪法」の存在を国民に知らせられなかった。それはなぜか。答えは簡単ですが、簡単であるだけに口に出せない困難さの塊だからです。
1. 「5つの悪法」を語ることは、「米国の対日政策」を国民に知らせることになる
2. それをすることは、「日本が今も米国の従属国」であることを国民に知らせることになる
国民の選良としての使命感と、覚悟と勇気がなければできません。「米国内の反日勢力」と結びついた「トロイの木馬」の恐ろしさを知っているから、恐らく自由民主党の議員諸氏は動けないのだと思います。自由民主党の議員諸氏を「愛国心がない」「腑抜け」と批判していますが、困難な要求と知りながらの主張であることを、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々には理解して頂きたいと思います。
「トロイの木馬」の反日マスコミに両論併記を促さず、「言論の自由侵害」、「報道の自由への政治介入」という屁理屈に尻込みしているから、いつまでも「パーティー券問題」で鼻ズラを引きずり回されることになります。
「天皇陛下と日本の政治家・軍人は、戦争責任を取っていない。」
予定外になりますが、次回は自由民主党の議員諸氏の代わりに、反日野党勢力の合唱の間違いを正す事実を紹介いたします。