ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

石破内閣が発したシグナル - 2 ( アメリカの意向 )

2024-10-04 19:00:26 | 徒然の記

 息子たちに「石破内閣が発したシグナル」を分かりやすく伝えるには、やはり故安倍首相について説明するのが早道です。

 アメリカは日本にとって最も重要な同盟国であると同時に、日本を自由にさせない厄介な国です。同様に安倍氏はアメリカにとって重要な人物であると同時に、ともするとアメリカからの自立を狙う厄介な首相でした。

 国民から批判攻撃を受けても、アメリカに協力して内閣の評判を落とす法律をいくつも通しましたが、それでも氏は油断のならない危険な首相でした。

 なぜなら、氏の言う「戦後レジームからの脱却」の中身が「憲法改正」と「女系天皇反対」、つまり「アメリカの支配からの脱却」であることを彼らが知っていたからです。

 長期政権になると共に安部派が党内の最大派閥となり、氏は着実に「憲法改正」への歩みを進めました。「憲法改正国民投票法」の二度にわたる改正が、アメリカを刺激しました。

 安倍首相は平成26年の改正で、投票権年齢を満20歳以上から満18歳以上に引 き下げ 、令和3年6月18日に共通投票所制度の創設等、投票環境向上のための改正をし、「憲法改正のための国会発議」を目前とする段階にまで持ってきました。

 この時アメリカは、長年計画していた何度目かの「日本弱体化計画」の実行に踏み切りました。第一ステップが、「安倍氏の抹殺」でした。

 令和4年7月8日奈良市の大和西大寺駅北口で、選挙応援のため演説をしていた氏は、統一教会に恨みを持つ若者に銃撃されました。

 「ねこ庭」は、「安倍氏の抹殺」以後今日に続く政界の動きを、「憲法改正」に反対するアメリカの「日本弱体化政策」の実行と考えています。下記時系列の符合から見ても、これだけ大掛かりで大胆な計画を日本で実行できるのは、アメリカしかありません。
 
    1.   第一ステップ  令和4年7月・・安倍首相暗殺
 
        2.  第二ステップ  自由民主党内からの安部派の追放と絶滅
 
    ( 1 ) 令和4年7月・・「 統一教会問題」キャンペーン開始
 
    ( 2 ) 令和5年11月・・「裏金問題」キャンペーン開始
      
 陰謀説と笑う人がいると思いますが、「温故知新の読書」が教えてくれた「戦後日本史の大河」から得た「ねこ庭」の結論 ( 正論 ) です。
 
 時代の本質をついた正論は、いつの時代でも、どこの国でも、誰も語りません。とりわけアメリカの支配が行き渡っている日本では、政治家を含め学者評論家など著名人は誰も正論が言えません。
 
 アメリカに協力してきた過去を公表されると、全ての利権と名声を失うだけでなく、日本で生きていけなくなるからです。
 
 正論が言えるのは、千葉県の片隅のマイナーな「ねこ庭」だけです。アメリカは安部派の完全消滅まで「裏金問題」の追求を止めないはずと、私は息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々にだけ、事実を伝えれば良いのです。
 
 ・石破氏に首相が交代しても、不法な「裏金問題」の追求を終わらせてはならない。
 
 こんなことを主張する腐れマスコミと、反日野党と自由民主党内のリベラル議員は、みんなアメリカの「対日政策」に協力している馬鹿者たちです。
 
 今回の総裁選挙で石破氏は、何を語り、何を語らなかったのか。語ったことより語らなかったことの方が、「アメリカへ発したシグナル」になったと考えています。
 
 〈 総裁選挙で、石破氏が語らなかったこと 〉
 
  ・「憲法改正」
 
  ・「女系天皇反対」
 
 〈 総裁選挙で、石破氏が語ったこと 〉
 
  ・「ルールを守る」「日本国を守る、国民を守る、地方を守る、若者を守る」

  ・「みんなが安心安全で、みんなが笑顔で暮らせる日本」

 高市氏のように、「安倍総理の意思を継ぐ」とか、「中国に対して言うべきことは言う」と公言する人物と並べ、アメリカは即座に決定します。

  「次期総裁は、石破だ。」

  「アメリカは、高市の総裁当選を喜ばない。

 アメリカが誰に伝えたのか知りませんが、たちまち意向が伝播し、マスコミ、学者、政治家、評論家たちが一斉に反高市氏キャンペーンに走りました。

 「国民は自民党の金権腐敗を怒り、曖昧な幕引きを決して許さない。」

 腐れマスコミが報道していますが、彼らがアメリカの意向に与していることを、国民はまだ気がついていません。「戦後日本史の大河」を観察する「ねこ庭」から見れば、相変わらず奇妙な現象です。

 少年レベルの軍事オタクの石破氏が、国際政治音痴のまま首相になっても早晩躓くと思いますけれど、厳しい選挙を戦ってきた氏を酷評するのは控えたいと思います。

 次回はアメリカに妥協しつつ、日本の政治家としての矜持を持ち続け、苦闘の途上で亡くなった安倍首相の足跡を辿ろうと思います。

 それはまた、得意満面の表情をしている石破氏が、これから歩まなくてならないイバラの道だからです。関心のある方だけ、次回の「ねこ庭」をご訪問ください。

コメント
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