5. 秋篠宮様のご長女眞子さまのご結婚のこと
長いシリーズも、いよいよ最後の項目になりました。多くの事実を整理した上で意見を述べるのは、偏った思い込みを減らす長所がありますが、シリーズが長くなり、最初のテーマを忘れるという欠点もあります。
今回はテーマを忘れたのでなく、項目につけたタイトルが適切だったのかという疑問に駆られています。両陛下の「おことば」を検討した過程で、皇室について新しく知りますと、タイトルにも慎重さが大事と思えてきました。
元々のテーマは秋篠宮様のご長女眞子さまのことでなく、宮様の誕生日の会見の記事でした。
回りくどいと感じられるかも知れませんが、正確を期すため、きっかけになった 11月30日の千葉日報新聞と12月12日の「」の記事を読み直しました。
・秋篠宮様は30日、59歳の誕生日を迎えられた。
・これに先立ち、東京赤坂御用地の赤坂東邸で記者会見し、皇族数確保策として、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案を巡り、
・「該当する皇族は生身の人間で、その人たちがどういう状況になるのか、少なくとも宮内庁は、その人たちがどういう考えを持っているかを理解しておく必要がある。」と述べた。
千葉日報の記事では「ご発言」の真意が分からないため、「」
・秋篠宮様の「皇族は生身の人間」発言で宮内庁長官「反省」
・宮内庁は、影響を受ける皇族の考えを理解する必要があると指摘されたことを受けて、西村泰彦長官が12日の定例記者会見で
・「まさにそのとおりで、十分お話を伺う機会はなかったと反省している」と述べました。
そっくり同じ記事を「テレ朝 ニュース」で見つけましたが、結局よく分かりませんでした。
皇族の方々は、ご自分のご発言が政治向きになることを避けておられますので、婉曲な言葉を使われます。宮様の真意を知るには、下記5項目を検討すれば分かるのではないかと考え、29回の長いブログとなりました。
1. GHQが皇籍離脱を強要した宮家の現在のお名前と人数
2. 現在皇室にいらっやる方々のお名前と人数
3. 現在残られている宮家のお名前と人数
4. 上皇陛下のNHKを通じた「お言葉」のこと
5. 秋篠宮様のご長女眞子さまのご結婚のこと
この経過を考えますと最後の5. 項目のタイトルは、やはり〈 宮様「ご発言」の真意 〉と変えるのが適切ではないかと思いました。
宮様の真意を知る鍵となる言葉は、次の2つです。
1. 皇族数確保策として、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案に対する宮様のご発言
・「該当する皇族は生身の人間で、その人たちがどういう状況になるのか、少なくとも宮内庁は、その人たちがどういう考えを持っているかを理解しておく必要がある。」
2. 宮様のご発言を受けた西村泰彦長官の、定例記者会見での言葉
・「まさにそのとおりで、十分お話を伺う機会はなかったと反省している」
「ねこ庭」が危惧しているのは、秋篠宮様のご発言が「女性宮家」の創設を意味しているのではないかという点にあります。これもまた心の重い孤独の作業ですが、次回から進めたいと思います。