田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

お客猫

2007-07-17 18:44:39 | Weblog
7月17日 火曜日
●長年、猫を飼い続けているからなのだろうか。ブラッキーがいるからなのかな。ときおり、迷い猫がやってくる。迷い猫は、一応飼い猫なのだろうが、家を離れ過ぎてすぐには戻れない。そんな風情のある猫だ。堂々と餌をねだる。二三日するとこなくなる。家路を探り当てたのだろう、と安心する。これとは別に巡礼猫もいる。いちどだけ角付のようにやってきてそれっきりだ。少しさびしい。     
●お客さん、わたしたちが呼ぶトラ猫が近頃よく来るようになった。まだわかいオスなのだがとても人懐こい。カミサンがふちのかけてしまった江戸切子の深皿に固形餌を入れてやると二杯くらい食べていく。食べ終わるとおあいきょうに、ごろりと仰向けにねころがる。その動作がとてもかわいいとカミサンは喜ぶ。どうもオス猫のほうがカミサンになつく。前に飼っていたオス猫のムックがなつかしいという。        
●ブラッキーが私になつき過ぎているのでカミサンはつまらないらしい。ブラッキーはわたしのオッカケだ。テレビを見るときも、原稿を書くときもかならずわたしのわきに控えている。かわいいものだ。どこかへでかけようとすると、きげんがわるくなる。奥の部屋にかくれて出てこない。犬だったら外につれだせるのに残念だ。
●内田百ではないが、「贋作吾輩は猫である」のような作品を書きたものだ。資料は集めてある。ぐうたらなわたしのとだから、書き出すのはいつのことやら。