いつか別れがくる。
いつかふたりのいる場所と時間が離れていく。
初めからそんな不安があった。
コウジとわたしの、恋人としての運命。
もうだめなの?
わたし、コウジから離れたくない。
別れたくない。
東京の大学に進学したくない。
いつまでも、こうしてコウジのそばにいたい。
はなしができなくても。
会話ができなくて。
むろん声をきくことができなくても。
そばにいたい。
未来の思い出が、泣いている。
中学三年のときの日記に、そう書いた。
それがいまなの?
これが、その未来だったの?
別れなければならない運命だったの?
そんなの、いやだよ。
コウジ。
つらいよ。
悲しいよ。
わたし。
理沙子は。
泣いている。
泣いている。
この涙とまらない。
コウジ。
なんとかして……。
やっぱりこれって別れの涙なの?
やっぱり別れのときがきたの?
そんなの。
悲しすぎる。
涙。
涙。
涙…………ボロボロの別れなんて。
悲しすぎる。
悲しすぎる。
(あの時。ソラリスでデートした時。客席の隅に座っていたひと。ノートになにか
書いていたのが翔太センパイだったの。わたしたちをVから助けてくれたひと)
コウジ。
Vと戦いたい。
コウジの精気を吸ったVと戦いたい。
この恨み。翔太とコウジとわたしでチームとなってはらしたい。
三人で戦士となって、戦いたい。
元気になって。
理沙子はコウジの唇に唇をよせた。
重ねた。
理沙子は感極まって。
コウジにキスしたまま……動かない。
ピクッと、コウジの指が動いている。
腕が動いた。
手のひらが理沙子のむほほにふれた。
理沙子がおどろく。
顔をあげてコウジをみる。
理沙子は、コウジをみる。
コウジがほほえんでいる。
「やっと、会えた」
コウジがかすかにいった。
「もういちど、いって」
「やっと……会えた」
「もどったのね。やっと意識がもどったのね」
理沙子は、ナースコールを押した。
ナースコールを夢中で押していた。
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。
いつかふたりのいる場所と時間が離れていく。
初めからそんな不安があった。
コウジとわたしの、恋人としての運命。
もうだめなの?
わたし、コウジから離れたくない。
別れたくない。
東京の大学に進学したくない。
いつまでも、こうしてコウジのそばにいたい。
はなしができなくても。
会話ができなくて。
むろん声をきくことができなくても。
そばにいたい。
未来の思い出が、泣いている。
中学三年のときの日記に、そう書いた。
それがいまなの?
これが、その未来だったの?
別れなければならない運命だったの?
そんなの、いやだよ。
コウジ。
つらいよ。
悲しいよ。
わたし。
理沙子は。
泣いている。
泣いている。
この涙とまらない。
コウジ。
なんとかして……。
やっぱりこれって別れの涙なの?
やっぱり別れのときがきたの?
そんなの。
悲しすぎる。
涙。
涙。
涙…………ボロボロの別れなんて。
悲しすぎる。
悲しすぎる。
(あの時。ソラリスでデートした時。客席の隅に座っていたひと。ノートになにか
書いていたのが翔太センパイだったの。わたしたちをVから助けてくれたひと)
コウジ。
Vと戦いたい。
コウジの精気を吸ったVと戦いたい。
この恨み。翔太とコウジとわたしでチームとなってはらしたい。
三人で戦士となって、戦いたい。
元気になって。
理沙子はコウジの唇に唇をよせた。
重ねた。
理沙子は感極まって。
コウジにキスしたまま……動かない。
ピクッと、コウジの指が動いている。
腕が動いた。
手のひらが理沙子のむほほにふれた。
理沙子がおどろく。
顔をあげてコウジをみる。
理沙子は、コウジをみる。
コウジがほほえんでいる。
「やっと、会えた」
コウジがかすかにいった。
「もういちど、いって」
「やっと……会えた」
「もどったのね。やっと意識がもどったのね」
理沙子は、ナースコールを押した。
ナースコールを夢中で押していた。
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。