翔太も個室をとびだした。
耳をつんざくロックはもうひびいていない。
怒号。悲鳴。罵り声。
翔太はサブロウとむかいあった。
「なんてことする。気でもくるったか」
「狂ったのではない。もとにもどったのさ」
これがVのもともとの業とでもいうのか。
ひとをおそい。
鉤爪でひきさく。
血を吸う。
邪魔者はたとえ、同族でもコロス。
はたして殺すことができるのか。
疑問だ。
黙らせることはできる。
たとえ、長老たちでも口を封じられる。
そのための攻撃だ。
いままでは、おとなしくしていた。
ヒロシたち長老に使えるふりをしていたのだ。
「宝木!!!
いいかげんにしたら。
サターンの名が泣くよ」
キヨミがとびこんできた。
キヨミの長い脚が蹴りをはなった。
重いのでふっとびはしないが、宝木はよろけて。
長いコートの裾をじぶんで踏んで倒れた。
「おまえさ、宝木!! なにやってるかわかるの。
人を無差別におそっているんだよ」
「どうせおれは吸血鬼の従者だ。
なにをやろうとかってだろう」
「バカ」
キヨミは悲しそうな声をだした。
喧嘩仲間だけにわかる友情。
RFに成りさがった宝木を憐れんでいる。
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓

ああ、快感。
耳をつんざくロックはもうひびいていない。
怒号。悲鳴。罵り声。
翔太はサブロウとむかいあった。
「なんてことする。気でもくるったか」
「狂ったのではない。もとにもどったのさ」
これがVのもともとの業とでもいうのか。
ひとをおそい。
鉤爪でひきさく。
血を吸う。
邪魔者はたとえ、同族でもコロス。
はたして殺すことができるのか。
疑問だ。
黙らせることはできる。
たとえ、長老たちでも口を封じられる。
そのための攻撃だ。
いままでは、おとなしくしていた。
ヒロシたち長老に使えるふりをしていたのだ。
「宝木!!!
いいかげんにしたら。
サターンの名が泣くよ」
キヨミがとびこんできた。
キヨミの長い脚が蹴りをはなった。
重いのでふっとびはしないが、宝木はよろけて。
長いコートの裾をじぶんで踏んで倒れた。
「おまえさ、宝木!! なにやってるかわかるの。
人を無差別におそっているんだよ」
「どうせおれは吸血鬼の従者だ。
なにをやろうとかってだろう」
「バカ」
キヨミは悲しそうな声をだした。
喧嘩仲間だけにわかる友情。
RFに成りさがった宝木を憐れんでいる。
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓

ああ、快感。