日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



DVDリリース直後の一編。
同時に話題作「ボーン・アルティメンタム」もリリースされているが、私はこちらを選択。


で、どうだったかというと。

オーピニングだけでいい映画ってわかるじゃないですか~!
この映画もそう。
そこで発せられる「空気感」だけでもう....

生活のなかの、女性らしい「視点」によって、当たり前のことのはずのことが、なぜか初々しい、そんな映画。
初々しさは、この作品はが、サブキャラで出演もしているエイドリアン・シェリーの最初の監督作品だからか。
こういう日常感にあふれかつ、ぐっとつかまされてしまう日本映画はないものかとつい嘆いてしまう。


「青春」を遥か超え、現実にどっぷり漬かっている主人公、ジェンナ。
精彩のない日々にもたらされた、本来はうれしいはずの「妊娠」に、なぜか喜べない自分を見いだす。
そして.....

残念で仕方ないのは、この作品、エイドリアン・シェリーの最初で最後(涙...)の監督作品になってしまったこと。
 2006年11月に、騒音トラブルが原因で下に住んでいた19歳の学生に殺害されてしまって40歳で死去。
これが処女作かつ遺作となってしまった。
救いがあるとすると、実の娘のソフィーちゃんは、2歳になる子供Lulu(ルル)役で出演していること。
ラストの余韻とあいまって泣かせる。

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