日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



タイムスリップものが好きな私!としては、見逃せないこの一作(笑)
原作も有名らしい(オードリー・ニッフェネガー)

スタッフをみると、ブロデュースになんと「ベンジャミン・バトン」主演のブラピが入っている。
「ベンジャミン・バトン」は当blogとしては鑑賞したものの、全くパスな内容だった。
(書くと悪口ばかりになりそうだったので自粛したのだ、 ワッハッハ)


さて、この「きみがぼくを見つけた日」はどうか。
「激」オススメ!とまではいかないが、タイムスリップもの好きには十分「あり!」な出来だった。


タイムスリップものでまず大事なのは、その無理な「設定」を素直に受け入れるだけの「力」
それが、台本と演出の組み合わせで、達成されているか。

そしてタイムスリップの中で、切り取る「人生の瞬間」がどれだけ説得力をもって、効果的に「積み上がって」くるか。
(ここ重要)
それが「積み上がる」ほど名作度がアップする(笑)
つまり、同様に台本と演出力が大事。

その点で、この映画は十分クリアーしていると感じた。


ただし一方で、この映画についているコピー「「ゴースト/ニューヨークの幻」の脚本家が描く、切ない愛の物語」 かどうかは保証できないが(笑)

というのは、この映画のジャンルは「ラブロマンス」物とは言い難いからだ。
SFタイムスリップもの、というのがメインに来てしまう。

ただし、鑑賞後のカップルには会話が楽しそうな映画ではあり、そう意味ではそうなのかも?
それは、先に申し上げた「人生の瞬間」が説得力をもって切り取られ、効果的に積み上がっているからだと思う。


「ベンジャミン」がなぜどうして許せなかったかも、この映画をみたことで理解できた。
あの映画ではタイムラインが一貫している、それは主人公の奇天烈な運命ゆえに。
それゆえ、淡々とその時間軸を追っていく単調さ、これが自分には酷だった。

どんなに珍しい運命だったとしても。原作の短編小説なら数十分ですむ。
が、あの映画はたっぷり2時間半もあったからだ!(ギャ~!!)


最後に。
劇中で唯一の「歌もの」は、なんと!
JOY DIVISION、 LOVE WILL TEAR US APART。
しかも、オリジナルより超ダウナーなアレンジ。
はっきり言って、椅子からずり落ちそうだった(笑)
どのシーンかは言うまい.....

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