日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 





西川美和の待望の新作。

というのは当ブログでは、
(2009年07月21日)映画:「ディア・ドクター」 評判に違わぬ、日本映画を切り拓く一作
(2009年08月03日)西川美和監督作品「ゆれる」に今更ながら衝撃
 という具合で絶賛してきたから。


「真実」「うそ」、「記憶」というやっかいな人間の性(サガ)などのあいだを自在に行き来できる彼女。
女性監督ならではの細やかさで成功しているように思う。
今回は「イタい女性たち」をペテンにかける夫婦のストーリー。


実はこの映画を観ていて、なぜか「プロメテウス」を思い出した。

<ホラーSFである「エイリアン」には、恋愛要素が薄いにもかかわらず、妊娠・出産のメタファーを
<中心に「濃厚なセクシュアリティが漂っている」from Wikipedia

プロメテウスでは、ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロンがそれぞれ、このこだわりにかなり強力にやられている(笑)
絶句しちゃうような強烈なシーンも含め。

で、このそのリドリースコットに近いような執念のこもった粘着力をもって、松たか子が追い詰められていくのだ!
しかも女性監督ならではの感性で(汗)

演技に定評のある彼女が、徐々に壊れていく様をみるためだけでも、この映画を観に行く価値がある(笑)
ちょっと長い気もするけどね(2時間17分)

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