日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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アマゾン・ドット・コムの立ち上がりを描くのはもちろん、全体のテーマは「ジェフ・ベゾス」
どうしてもジョブズやビルゲイツの影に隠れてしまっているような彼にフォーカスする。


著者が、元ビジネスウィーク誌記者のベテランジャーナリストだけあり、読み通してみて、非常によくまとまっているという印象。
彼の生い立ちから、彼の才能が発揮された学生時代、将来のインターネットへの本格的な気づきを与えたウォールストリートでの仕事&出会い。
いよいよ起業、そしてネットバブル崩壊やリーマンショックの荒波をどうやって切り抜けてきたか。
さらにキンドル、クラウド、ついでに宇宙事業までとまんべんなく。

そこでわかってくるのは、ベゾスの「顧客第一主義」への執念。
ネット上で「何をやるか」の選択を常に検討し、結果的にオンリーワンとなり、同業他社をよせつけない。
それは直仕入れから、低価格、悪評を平気で載せるカスタマーレビュー、電子書籍など、次々に打つ手が相手には恐怖を与えていることがわかった。

個人的にキンドルは全く興味がないし、タブレットに集約されていると読んでいる。
だが仮にそう展開したとしても、アマゾン・ドット・コムは全く揺るがないだろうし、センターのポジションをさらに固めているだろう。
恐るべし男、ジェフ・ベゾス。

ということで、この本を一言でいうと、ザ・ジェフ・ベゾス本(笑)

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