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この映画と聞いて、多分誰もが真っ先にイメージするのが、2年ぶり保護女子中学生監禁事件。
たまたまそうなっただけとはいえ、何とタイムリーな公開!
そして驚くのは、この映画の主人公は2年どころか、もっと半端ない期間渡り監禁されていること。
その年数たるや....
ネタバレ領域に達しちゃいそうなので自粛(笑)
シンプルなストーリーだけに、今作ほどその領域に入っちゃいそうな作品はそうない...
その主人公を演じるのは、ブリー・ラーソン。
最近でいうと「ショート・ターム」(2014.11.18記事アップ)での主演が記憶にある。
10代の少年少女を保護する施設で奮闘するボランティアを演じていた。
思い起こすに、あくまでもフツーの女性像をフツーに演じていたような印象。
一方今作は状況が特殊過ぎるため、一緒にいる子にいちいち過剰気味に反応する様子に、かなりの迫力が!
ただし後半は意外に演技の印象が薄まっていったような気もしなくはない。
(そうなると、アカデミー賞はブランシェットの方が正しかったような?)
とはいえ、物語後半の展開は子役の演技もあいまって十二分楽しめるものではあった。
作品賞、監督賞、脚色賞のノミニーになったのも納得。
何かと考えさせられる点が「ドスン」と残る感じが良い。
話が戻ってしまうのだけれど、このタイミングだからブーストしてヒットしそうな予感。
映画ってホント水物(笑)