この夏、アニメ映画といえば「ソング・オブ・ザ・シー」一押しだった当ブログだった。
がつい先日、ジブリ新作「レッド・タートル」の心を打ち抜かれたところ。
そして今作が登場。
何しろ超大ヒット中!
興収100億突破も目の前という、すごい勢い。
でこれはチェックせねばと劇場の予約を入れようとすると、流石かなりの混み具合。
朝一の回になんとか滑り込んだ。
劇場に着いてみると、超満員の押し合いへし合い状態。
ちょうどこちらもアニメ「聲の形」も公開されたタイミングで、この両アニメが動員を稼いでいた。
さて内容。
ネタばれを極力避けるべく、どうしても抽象的になるが、ご了承いただきたい。
ポスターにある男女2人は、女子高生と男子高校生。
ある事情からお互いが日本の中心地「東京」と「田舎」を交互に行き来する。
「田舎」とは、岐阜県飛騨地方。
これらの描きこみぶりが凄く、特に「東京」は即「あっここは○○だ!」となる。
例えば、六本木国立新美術館、ドコモタワー、特に多いのが「駅」
新宿、代々木、千駄ヶ谷駅、信濃町駅、四谷駅 etc…
あとで聞くに新海 誠 監督は、鉄ちゃん?
この「東京」と「田舎」の背景の描きこみに気合が入りまくっており、ここまでかよ状態。
あまりの景色全体でのピンの合いすぎ具合に、めまいがするほど(笑)
マッこんな話なのかなと思い始めた頃、後半の突然の展開にビックリ!
ここから物語が一気に加速し始める。
確かに伏線は張ってあったのだが、そのギャップぶりが面白い。
結論:アイルランド、オランダ(仏)台頭の中、アニメ日本勢の底力を見せつける一本。
個人的には最も静かな「レッド・タートル」が好みだが、これはこれで日本アニメらしくて、良いのかも。