
ブログシリーズではあえてふれてこなかったが、平昌オリンピック2018 はまた政治に翻弄された大会となった。
北朝鮮とアメリカのそれぞれの思惑をアピールする場、に陥ってしまったことを残念に思う。
さてこの本。
オリンピックを扱う本は大体がダークな方向にいきがちで、この本もそんな一冊。
サブタイトルからして、120年の覇権と利権。
近代五輪の父クーベルタンから始まり、各オリンピック~最後は東京に至る。
だがここで悟る(汗)
オリンピックは「常」に政治に翻弄されてきたことを…
世界の国々を集め、ひとつの場所で大会をする以上、政治的なパワーゲームからは逃れられないことなんだな、と。
正しい引用じゃないかもだが、国連もまたそんな場になってしまうように…
その政治色が比較的少ないのが、最大の成功例とされるロス1984。
モスクワ1980で政治問題があまりに表出したあと、ピーター・ユベロスを中心に民間の力でやり切ったオリンピックの方向性が切り替わった大会。
(続くソウル1988、バルセロナ1992も比較的少ない)
がその後はまたドロドロした内容に戻り、現在にまで至る。
そして冒頭で指摘したように、今回の平昌2018も…
東京オリンピックまで、今日であと878日。
この間にも過去と同じく、様々な政治問題と向かい合わなければならない事態は何度となく発生するだろうと予測される。
というわけで、当ブログの結論は以下。
あと878日、タフにいくしかないぞ、東京!