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1975年 10月~1976年 5月、ボブ・ディラン はアメリカを辿りながらのライブツアーを企画。
それが、ローリング・サンダー・レヴュー。
監督はマーティン・スコセッシ で、冒頭に時代背景を提示する。
1975年はおりしも アメリカ建国200周年の年で、ベトナム戦争に疲弊した荒んだアメリカ。
時代の変わり目を、ここで感じさせる。
流石うまい!
で次に登場するのがまだ若きパンクの女王 パティ・スミス!
詩の朗読からそのまま曲になだれ込む演奏。
NYパンク に音楽シーンが今後立ち上がる様が切り取られているのだ。
世相はもちろん音楽シーンも時代の変わり目をむかえていたわけだ!
ボブ・ディラン自体はツアーの時点では「血の轍」と「欲望」の間のタイミング。
「欲望」に参加したロブ・ストーナー、スカーレット・リヴェラは勿論のこと、ジョーン・バエズ、ミック・ロンソン、詩人 アレン・ギンズバーグ etc…
あまりに凄過ぎるメンツ。
駄目押しは何と、ジミー・カーター!
当ブログ的なベスト客演は、ジョニ・ミッチェル。
新曲しか演らないと決めて臨んだが、ライブでのウケはイマイチ…(との会話)
どのタイミングのどの曲なんだろう?
と思っていると、ジョニとディランのカジュアルなセッション風景が出てくる!
聴いてると直ぐ耳に焼き付いたフレーズが、on the freeway~
ん?!?、名曲「コヨーテ」ではないか(汗)
これには、ぶったまげた!!!
前半は先のドキュメンタリー要素が強いが、後半は楽曲やライブ中心でエンディングに到達。
流石スコセッシ!と唸らせる見事なフィニッシュに満足!、の2時間22分。