FOXニュースの創立者 ロジャー・エイルズ セクハラ告発事件を描く。
FOX といえば、保守中の保守系のテレビ局。
昨年面白さに唸った「バイス」にも若き日のロジャー・エイルズが。
ニクソン大統領のメディア補佐官でもあった彼。
保守系テレビ局の設立を提案し、実現させた(1996年)
このため彼の 権力構造 は極めて強靭(汗)
で本編に戻ると、話題は何たってアカデミー賞!
主演 シャーリーズ・セロンがカズ・ヒロ(辻 一弘)を引っ張り出し特殊メイク。
鼻筋 まぶた 下あごに特製のパーツを付け、メーガン・ケリー にしか見えない(写真:左)
ほんの時々、シャーリーズ・セロン だとかろうじてわかるシーンがあるくらい!
だけでなく、
ニコール・キッドマン → グレッチェン・カールソン(写真:中央)
マーゴット・ロビー → カイラ・ポシュピシル(この人物は創作 写真:右)
と豪華な布陣に、大変目の保養になった(という発言すら危険な世の中?!)
当時の大統領候補 ドナルド・トランプと揉め、まわり全てと距離を置くメーガン・ケリー
一人セクハラ告発に立ち上がり、孤立する グレッチェン・カールソン
やっと大チャンスをつかんだはずが、セクハラに困惑する カイラ・ポシュピシル
この3人のそれぞれの事情が興味深く、サスペンスフルな展開に目が釘付け!
監督 ジェイ・ローチ も今作がベストなんじゃないか?
最後に、ここ強調ポイントだと思うので触れておかねばなるまい。
それは、アカデミー賞の受賞式でのカズ・ヒロ(辻 一弘)の挨拶。
彼はステージ上から シャーリーズ・セロンに向かい、こうコメントした。
「最高の女優でありプロデューサーです。
あなたの情熱と愛情がこの映画を完成させた。
その勇気と情熱のおかげでヘアメイク業界が向上し
映画での新たな表現方法を確立させた。
この賞はあなたなしになかった。心から感謝する」
ノミニー → 受賞作品3連発(1)1917 はこちら