
数ある「池上本」の中でも、この本は推奨できる。
その理由は、英語タイトルからも読み取れる。
= Young Person’s Guide to the Better Future
学生に向けて、「持つべき多様な視点」「想像力」を指し示す一冊だからだ!
入り口はいかにも 今風 なところから入ってくる。
「 生成A I に勝てるヒトの強みとは? 」
「 過去のデータが大事というけれど? 」
「 悩んでいる友人のために何ができる? 」
「 どうすれば部下がやる気を出すだろう? 」
etc…
その視点レベルで一旦共感を示しつつ、自分の経験も織り混ぜながら結論へ導いていく。
一言でいうと、その結論は「持つべき多様な視点」「想像力」に至る。
それをコトバ化すると本のタイトルにもあるように、「タテの想像力」と「ヨコの想像力」となる。
それがどんな内容なのかは、お読みいただくのが正しいかと。
もう1つこの本の優れた点を紹介しておきたい。
それは「池上 彰氏が敬愛する巨人たちのコトバ」たちも惜しげもなく披露していること。
例えば、
・立花 「指数関数的に物ごとを捉えよ」
・マーク・トウェイン「歴史は繰り返さないが韻を踏む」
etc…
どの論述部分で飛び出してくるのかは、読んでのお楽しみ!
というわけでさっさと結論。
結論:数ある「池上本」の中でも推奨したい理由は、学生に向け「持つべき多様な視点」「想像力」を指し示す一冊だから!