gooブログを始めてから1年以上が経ちました。お陰様で、畑沢のことについて大分、勉強することができました。この辺で、今まで集めた情報をまとめて、一冊の本のような形にしようと考えています。まだまだ校正が必要ですが、その一部を御覧ください。背中炙り峠から始めたいと思っています。最初のところは、Wikkipediai投稿したところと重複していますので、既に御覧になった方もいらっしゃると思います。
--------以下は草案------------
1 背中炙り峠と街道について
畑沢の魅力を記すのは、「背中炙り峠」から始めたいと思います。畑沢の歴史に大きく関わっているからです。
さて、「背炙り峠」ではなくて、「背中炙り峠」としたことを御不審に思われた方もおられると思います。「背炙り峠」は、現在、自動車が通る道路(山形県道29号線)上にある峠です。「背中炙り峠」は、これとは全く別にあり、人馬だけが通っていた古い道の上にあります。古い道については、畑沢出身でも私も含めて戦後に生まれた方は、殆ど御存知ないようです。
(1) 峠の位置
「背炙り峠」は、山形県尾花沢市畑沢と村山市中沢の間に位置し、甑岳(標高1,15.5m)から伸びている尾根の鞍部(標高は370.9m)を県道29号線が越える場所です。この県道は、尾花沢市鶴巻田から同市六沢、延沢、畑沢を通って、村山市中沢へ出て東根市関山に繋がっています。村山市側からも尾花沢市側からも峠に至る道は沢筋に走って、斜面を横切る形になっています。
一方、「背中炙り峠は」は、この県道とは全く異なるルート上にあり、人馬だけが通った古い道(以下、「背中炙り峠越え街道」と呼ぶことにします。)にあります。この古い道は、県道の南側に位置していて、県道とは対照的に緩やかな尾根を通っています。背中炙り峠は、背炙峠から南南東の方向へ約500m離れています。標高は約430mで、背炙り峠よりも約70mも高い所にあります。昔の古い道は一般的に尾根伝いにあり、今の道は沢筋に進むのが一般的で、ここでも例外ではありません。
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明日(4月15日)は、畑沢の祭りです。