4月24日、背中炙り峠越え街道のルートを調査に行ってきました。帰路、斜面を覆うお花畑を見つけました。どなたかが植えた花でもあるのかなと、近づいてよく見ると、何と野生の「キクザキイチゲ」でした。確かに畑沢で春一番に咲き始める花ですが、これほど見事に咲き誇っているのは、畑沢の中でもここだけのような気がします。単に「野生」だけでなく、地元の方々が大事にされたきたものと思われます。
先ずは、大平山(ほうざやま)と立石山(たです)を背景にして、パチリ。
同じキクザキイチゲでも、色はバラエティーに富んでいます。純白から紫まであります。同一種での色の違いは、土壌のPHによると言われる場合が多いと思うのですが、キクザキイチゲは同じ場所でさえも色が違います。
「群れてさくのは嫌だ」と私の様なキクザキイチゲもありました。畑沢では「ムツケタガリ」とでも言うのでしょうか。春の雪解け水のそばで、孤高のごとくに咲いていました。