FBつながりのある方に誘われて↑のコンサートに行って参りました。
話せば長いのですけど、うちの師匠のリンク関係でご縁をいただいた在東京の方からのご紹介です。
素敵なチラシなのと、「朗読とピアノのコラボ」という抗し難い魅力・・・
言葉と音楽、私自身もずっと関わり続けていきたいジャンル。これは行くでしょ、用事なかったら絶対行くでしょ。
行ってみたらですね、驚きましたよ。・・・・これまでの私の小さな発表会もどきを聴いてくださったご近所の方とばったり。そして主催の方もなぜか私の演奏を2回ほど聴いておられる。ピアニストの伊藤さんは私一方的に存じ上げてましたし、打ち上げでよくよく話してみたら、朗読の方もどこかでニアミスの関係。
狭い、狭い狭すぎる~。もう、ノーメイク、TシャツGパン下駄履きでウロウロできない、・・・・いや、やりますけど。
さて、コンサートのお話。
西条八十。あ、これサイジョウヤソと読みます。ハチジュウじゃないですよ、念のため。
この八十さんの詩をシューマンの「子供の情景」の曲に合わせてチョイスし、曲と交互に朗読されるわけですが、なかなかいいんですよ、これが。ふつうに読むだけで歌の体をなしているような詩なので、シューマンの、これは「歌」というよりどっちかというと「語り」っぽい曲とけっこう合う。う~ん、考えましたねえ。
実は私、遠い遠い昔書いた卒論が「萩原朔太郎」なんですが、あのちょっと気持ち悪い皮膚感覚満載の詩だったら、いったいどういう曲とコラボするんだろうか・・・・とヘンタイなことを考えておりました。
後半の「象のババ-ル」。これ、絵本は有名ですし、プーランクの曲があるのも知ってましたけど、恥ずかしながら聴いたのは初めて。ましていきなりライブ(笑)。
朗読とピアノとプロジェクターへの絵の投影という豪華3点セットで、子供のように楽しませていただきました。
プーランクってあまり弾いたことないですし、そこまでなじみもないのですけど、「プーランクだなあ」という和声、「フランスの絵本だなあ」という内容・・・素直にとっても面白かったです。
私も時々、演奏会を企画したり自分も参加したりする人間なのでわかるのですが、こういう「凝った企画」のものはいろいろと難しいんですね。会場の設定、宣伝、スポンサー、いろいろ考えると「やっぱり無理か・・」みたいになってしまいがち。でもそこを損得抜きで「とにかくやってみよう」というところが、おおげさにいうと「文化」じゃないのかな・・と思ったりもします。
今日は、コンサートもですけど、打ち上げにも思いがけず参加させていただき、初対面ばかりの方なのに、初対面とは思えないようなお話ができて(笑)、得難い夜でした。
・・・・で、朔太郎とコラボするなら誰だ???(違)