アネッティワールド

日常の体験から・・・

金子みすゞ 記念館

2016年11月11日 00時45分19秒 | 山口県

被写体としてではなく

今回の山口県旅行で一番感動したかも知れません。

いや、感動しました。

 秋吉台を足早に北上します。

長門市の仙崎へ。

道中記

道がよくて走りやすいです。

その上車も信号も少なくてスイスイ。

ナビ設定の7掛けの時間でどこにでも到着します。

このあたりの屋根瓦に注目すると

ピカピカに光った赤茶色の瓦がここかしこに。

瓦の名産地なのかな?と思って調べたら

石州瓦と言うそうです。

 

さてさて到着です。

壁一面に 「金子みすゞ」の写真が。

半月たった今でも

思い出すと グッと こみ上げてきます。

 

やまびこ

 

「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと
「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、だれでも

 

 

 東日本大震災後 ACジャパンで何度も流れてましたね。

 

素直で 可愛くて 可愛くて

たまらなくいい詩です。

26歳という短い人生。

どうして?

何があったの?

 

こんな可愛い詩を作ることができるのに

なぜ自らの命を・・・?

 

資料館で聞いてきました。  見てきました。      みすゞ通り

 

明治36年 ここ仙崎で生まれ女学校時代は成績優秀

二十歳で西条八十から「若き童謡詩人の巨星」と称賛され

二十三歳で結婚 出産 

二十六歳でこの世を去ります。

その短い作家時代に500以上の詩を作ったそうです。

生誕から二十六歳までの生涯を常設展示室で

ゆっくり読ませていただきました。

男運の無い女性だったのですね

 

九十歳を超えるひとり娘ふさえさんは今も

下関か門司で(忘れました)ご健在だそうです。

 

青い海が広がる港町で生まれ育ち

自然の素晴らしさを温かいまなざしで

多くの人に感銘を与えた金子みすゞ。

 

 

小学校の国語の教科書にも掲載しているので

思い出される方も多いのでは?

 

この後門司の喫茶店店主と「金子みすゞ」談義で盛り上がったのもいい思い出となりました。

 

こんなセットを買ってきました。

今夜は冷酒で詩集のおつまみです。