ビブリア堂古書店の事件手帖第8話を見た。
いよいよ栞子の母の失踪?と第8話で出てきた絶版のSF 「たんぽぽ娘」が繋がってくるのか?
ビブリア堂古書店の事件手帖は、面白い。
母の失踪?と古書のSF「たんぽぽ娘」と「栞子と大輔」がいろいろ絡み合っているみたいだ。
核心は、母の失踪なのだろうが、その一番の大きな謎解きへ向かって、小道具がたくさん用意されていて、興味津々である。
第8話は、その小道具のSF「たんぽぽ娘」が面白かった。
240年後からやって来た若い女性に恋してしまう既婚男性の話なのだが、これがどうも栞子の母の失踪?の原因の伏線ではないか。
大輔が、
「たんぽぽ娘の続きはどうなるのですか?」
と栞子に聞いて、二人向かい合って栞子が話を始めるという場面で終わったのだが、現在のこうした栞子と大輔の「向き合った関係」とSF「たんぽぽ娘」の未来からやって来た若い女性に恋する既婚男性とその妻の「向き合っていない関係」がちょうど対になっているように思える。
ところで、この「たんぽぽ娘」確かに絶版になっている。
興味があったので、ネットで調べたら河出書房新社からこの5月に再出版されるらしい。
それまで待てないので、あらすじだけどこかにないかと調べたら、下のSFの本棚にあった。
それによれば、話はハッピーエンドなのだが、結末に面白いカラクリがあるようだ。
河出書房新社から刊行されたら是非読んでみたい。
星新一のショートショートならば、ジュリー(未来から来た20才そこそこの美しい少女)は、実はロボットだったという落ちになるのじゃないか?
とか、
SFの想定している時代が、20世紀後半の時代なら、現代から初音ミクのような美少女がその美しい時代の丘の上に立っていたんじゃないか?
とかいろいろ想像力がふくらむ。
(^_^)
栞子と大輔の向き合い度は、100%だ。
だから、周囲の人々は、大輔は「気持ちが解っている」と思っている。
栞子にすれば、気持ちを理解してくれるということになる。
つまり、向き合っている。
栞子と大輔の向き合った関係と、古書のSFの「たんぽぽ娘」の夫婦の向き合っていない関係が対になりながら、栞子の母の失踪?とどう絡み合いながら、話がどう進展していくのか楽しみである。
(^_^)