春の海
玉砂利響く
忘帰洞
はるのうみ ha ru no u mi
たまじゃりひびく ta ma ja ri hi bi ku
ぼうきどう bo u ki do u
忘帰洞は、昔紀州の殿様があまりの心地よさに帰るのも忘れたというところから名付けられた天然温泉である。
忘帰洞は、ホテル浦島にある、大きな洞窟の中の温泉である。
洞窟の先は太平洋に面していて、春の海の波が押し寄せ、岸にある砂利を打ち寄せるごとに
じゃらじゃらじゃら ・・・
と大きな音を洞窟中に響かせる。
その音を聴いていると、何もかも忘れてその玉砂利の音に集中する。
不思議に心の底からリフレッシュする。
海辺で天然温泉に浸りながら、太平洋の春の波が立てる砂利の音しか聞こえないから。
忘帰洞だけのためにホテル浦島に宿泊するとしても、その価値は十分すぎる。
紀州の殿様が帰るのを忘れたということが、十二分に納得できる。
朝早起きすれば、太平洋からの日の出を拝みながら温泉につかり、波を眺め、波音に浸るというこれ以上ない贅沢をすることも出来る!
あなたも、和の国へいらして、忘帰洞の温泉に浸かってみませんか?
何もかも忘れて、食事の時間が来たのも忘れるでしょう。
(^J^)
俳句写真は、ホテル浦島の朝の部屋から眺めた勝浦港です。
ホテルへは、ここから舟で渡ってきます。
忘帰洞は、この部屋から反対側の海岸にあります。
ホテル浦島は、半島全体が敷地のような広さがあり、古き昭和の一つの町のようです。
それを楽しむのもいいかもしれません。
まぐろの刺身は近くの勝浦漁港からのものでしょう。
新鮮でとても美味しいですよ!
(^J^)