日本語
母音の響く
美しさ
にっぽんご ni ppo n go (5)
ぼいんのひびく bo i n no hi bi ku (7)
うつくしさ u tsu ku shi sa (5)
日本語の良さは、母音
あ a
い i
う u
え e
お o
の響く美しさにある。
日本語は、全ての音節に上にあげた母音がつく。
つまり、喉の声帯を振るわせて音を発している。
これが、実に美しい。
一つ例をあげる。
このブログで何回も紹介したサラ・ブライトマンさんの曲「Kaze No Torimichi」
を聴くとご理解頂けると思う。
この曲とサラ・ブライトマンさんが歌う英語詩の曲を聴き比べて頂けるとよりはっきりする。
日本語では、必ず母音が子音のあとに付属する。
つまり、K(a)z(e) N(o) T(o)r(i)m(i)ch(i) のように。
( )で括ったところが母音である。
この母音の響きが実に美しい。
母音がハーモニーを奏でる。
時差を伴って。
このことが、サラ・ブライトマンさんの「Kaze No Torimichi」を聴かれるとよく分かる。
つまり、日本語はゆっくり話したり、歌ったりしたほうが、より美しい。
実は、私もサラ・ブライトマンさんのこの曲を聴くまで、これほどまでに日本語が美しいとは思わなかった。
しかも、この曲の詩は全て「和語」である。
日本語を勉強されるなら、この曲を何度も聴かれて、日本語の美しさを体験されることをお勧めする。
ただし、日本人が英語の"r"の発音が難しいように、欧米の方が日本語を発音するとき、「ら(ra)、り(ri)、る(ru)、れ(re)、ろ(ro)」のら行の音の発音は難しい。
日本語の「ら」をraと表記しているが、実は"la"といった方がいい。
しかし、巻き舌にしないで、上あごの歯の上の歯茎をちょっと舌が触って"la"と発音する。
こうすると完璧な日本語のら行が完成する。
サラ・ブライトマンさんの「Kaze No Torimichi」は、前にこのブログで紹介したApp Storeのアプリ、「UBiO」を使って聴かれることを是非お勧めする。
そうしないと、私の言っていることをご理解いただけない可能性がある。
「UBiO」は、音の解像度がいいので、しっかり母音と子音を区別できるからだ。
つまり、ka の k、aをくっきりと別の音として認識できる。
サラ・ブライトマンさんが歌うと。
それを、アプリ「UBiO」でイヤフォンを使って聴くと、子音と必ず母音が組み合わさった日本語の母音の響きが本当に美しいと心から実感できるでしょう。
サラ・ブライトマンさんがそうであるように、ひょっとすると欧米の方が、日本語を発音した方が、美しい発音、美しい日本語になるかも知れない。
子音の美しさは、英語など欧米系の言語の方が多分美しいので。
あなたも美しい日本語を話したり、美しい日本語で歌ったりしてみませんか?
日本語のススメ(1) - 世界中の日本語を知りたい、学びたいと思っている方々へ -
日本語のススメ(2) - 擬態語と擬音語は、日本語に備わったビデオ機能 -
日本語のススメ(3) - 日本語のオノマトペの豊かな瞬撮機能と表現力 それは日本品質の源泉かも? -
日本語のススメ(4) - オノマトペを使うと本質を凝縮して、明解に表現出来る! -
日本語のススメ(5) - 日本語を使えば、人工知能さえかなえわない映像の即時検索が可能! -
日本語のススメ(6) - 日本語 5・7・5出来た! すぐわかる!-
日本語のススメ(8)●大津波 忘れられない I miss you
日本語のススメ(10)●富士山は 絵になるそこに あるだけで