パール・バックの小説「大地」の地主のような中国共産党、習近平とどうやって付き合うのですか?
中国と付き合う道も必要とのマイケル・ポスナー元米国務次官補への質問
天安門事件から今日(2021年6月4日(金))で32年になる。
ということで、朝日新聞も特集を組んで“中国民主化「各国一致で対応を」”という見出しで、天安門事件の元学生運動リーダーの事件当時の様子が記事になっている。(11面)
学生運動のリーダーだった王丹氏は北京大の学生寮にいて、現場から戻った仲間から「仲間がたくさん倒れた」と惨劇を聞かされたということだ。
テレビ報道では、人道上の理由(悲惨な映像のため)から報道されていないが、実際には戦車で踏み潰された人も多くいて、銃殺された人も含め、死者の多くが天安門広場の何カ所かの路上で焼かれたと言うことだ。
その数、3万人以上ということも、今朝のラジオ(文化放送)で報道されている。
朝日新聞の記事では、319人と当局の発表通りの数字を記事の中で記載しているが・・・。
実際、路上で死体が焼かれている写真は現存しているようだ。
しかも、天安門事件はウィグル族の弾圧に反対した学生が関わっているらしい。
こうした、権力に反対する自国民(実際には、奴隷扱い)に対して、暴力で虐殺し、弾圧する中国共産党とどうやって付き合っていくのか?
マイケル・ポスナー元米国務次官補に訊きたい。
そればかりか、南シナ海、東シナ海、日本海と周辺諸国民の権利を無視して、「どろぼう」のように資源や領土を奪っていく政権とどうやって付き合っていくのか?
マイケル・ポスナー元米国務次官補が所属していたオバマ政権は、単に中国の市場に「服従」していただけではないですか?
トランプ大統領はその政策にはじめて、ノーをつきつけたのです。
自国の労働者の声を訊いて。
トランプ大統領の政策を引き継いだバイデン大統領は、さらに明確に宣言したのです。
中国の「市場」には服従しないと。
「取引」もしないと。
取引して、服従すれば、パール・バックの小説「大地」のように、全員、地主(習近平)の「農奴」になるしかないからです。
女性は纏足をされ、地主の思うがままにされ、男性は農奴として、ろくな食事と休憩も与えられず、死ぬまで働かされることになるのです。
中国船籍のインドネシアの漁船員のように、中国人に酷使され、死ねば海に投げ捨てられ、当局に追求されれば「水葬」と言い逃れるのが実態なのです。
「地主」に異議を唱えれば、天安門広場の犠牲者と同じことになるのです。
マイケル・ポスナー元米国務次官補に訊きたい。
そんな、「地主」とどうやって付き合っていくのですか?
あなたは、「農奴」になりたいのですか?