〇文化の日も終わって水曜からまた怒涛の平日勤務である。
写真は火曜日の午後、天気が良くてちょっと遠回りして走ってきた時のだ。
磯辺峠を越えて「宮若市」へ(まためったに通らない薄暗い峠道なのでちょっと怖くてどきどき):
キイロイトリ「オオキナ ネコサン」
前に来たことがある記憶はある。今このサイトを遡ってみたら2008年だった。そんなに経つのか(汗)
JR九州バスが走っている「猫塚公園前」。バス停は多少新しくなってるんだろうか。
お寺を守ったという猫の伝説のある猫塚。猫バスの撮影用顔出し看板もある。
本日のBGM:
Not Fade Away / The Rolling Stones
Inspector George Gently(孤高の警部 ジョージ・ジェントリー)
#1「再挑戦の始まり」(Gently Go Man)(AXNミステリー、11/5 18:00~、27:30~)
先月あたりからぼちぼち何度か再放送されているし、以前にも言及したことがあるが、第1回(パイロット版でもある、BBCの2007年の作品)をちゃんと見たのは初めてだ。マーティン・ショーが高倉健みたいにかっこいい、秀逸なドラマ。原作アラン・ハンター。
最初からバッカスがあんましいい人じゃなくて若造で嫌らしくてどっか危ないところがあるんだけど、だんだんジェントリー警部と一緒に動き始めるうちになんだかじわじわ変わっていって、その危ない「手」の癖が最後に「効く」(!)、ところは、「おおっ」と思いましたね。よくできた脚本だ(というか、原作がそうなのかな。小説探してみるか)。バディものといっても油断のならない辛口の関係がここで築かれる。面白い。ちょっとなまってる感じがするダラム。自分も地方都市に住んでいて、こういう田舎の「腐敗」に近いものを社会人として見ることが何度かあるんで、若干身につまされる感はあるけど。都会からやってきた寡黙なベテランのジェントリー警部が時々、意外と反撃するところに、時代劇の剣豪風な迫力を感じてみんなぐっとくるんだろうなあ、とも思ったりする。
ウェブスターの人はこないだホワイトチャペルでベテラン警部役だったし、イギリスのドラマはほんとに土曜ワイド劇場を見ているかのごとく「よく見た顔が入れ代わり立ち代わり出てくる」のだ。しかもこの第1回に「新米刑事モース」のShaun Evansが出ていて容疑者だったりしつつ、最初の方で被害者になってしまう。だが、容疑者の聴取の時に「彼」の過去や、リッキーやボビーとローリーたちの関係もいろいろ語られるから、だんだん後半になってきて生前どういう人だったか見てる側が想像してしまい、そして最後のバッカスの「とどめ」の時に、また思い出すのだ。一つの鍵にはなってるんだろう。それにしても今より少し前の作品だからショーン・エヴァンスは若く見える。また、例によって1960年代の話だから、田舎の警察の捜査は乱暴。ファッションや音楽も車もインテリアもその当時っぽいのが出てくるのがお洒落なところか。ローリング・ストーンズは最初の「防衛隊」のシーンで。(20151105)