きのこをライフワークにして、もう20年は越える。
「きのこ」と名の付く本は、片っ端から買って、読んだ。
気に入った図鑑は、もう何度も読んで、ぼろぼろだ。
動機は単純!!!!旨かった!なのだ。食い意地がすべてだ。
そのうち、覚えることが、そのまま楽しくなった。
研究者が少なく・毎年ぞくぞく「新種」が登場する。まだ、名前が無いものが多い。
きのこは「秋」・・は疑いないことだが、四季のある日本・発生のきのこの体内スイッチを春に押され、発生する「春きのこ」も結構ある。
僕は、春はまだまだ、学習中なのだ。
真剣に・きのこ探ししないからね。
毎年・1つか2つ、僕にとって初めて食べるきのこが増えている。
叩き込んだ「知識」で、「100%間違いない!」と思うものは、食べてみる。
こうして、増やしてきた。
この方法、けして「皆さんには薦めない」。
かなり、学習しなければならないし、何度も「現物」の姿を見なければならないからだ。
同じ者でも、発生の初期・青年期・老年期では姿を変えるし・発生の場所でも、色などかなり違う。
この「きのこ」かなり前から気になっていたのだ。
そして「サケツバタケ」又は「キサケツバタケ」と確信にいたる。
旨いキノコとある。
アスパラとバターでホイル蒸しにした。
極上!旨い!
2008・僕の「新種」のきのこになった。
「キサケツバタケ」で気をよくして、土曜の朝・真剣に「春きのこ」を探索してみようと思った。
自宅近くの「平地林」に向かった。
「キサマツモドキ」・かなりの確信だが、これはもう少し学習。食べられるのだ。
ヒイロタケ・赤松の倒木などに多い。食べられません。
スエヒロタケ・これも何処でも倒木で見られるが、食べられません。
ちょっとこれは、散策の「目標物」だったのだ。
この時期から夏に、針葉樹(特に松)に生えるきのこ。
「マツオウジ」である。
これを炊き込みご飯にすると、旨いのだ。
当然・採集・・・炊き込みで食べました。
アミズギタケ・皮のように強靭で、食べられません。
キクラゲ(アラゲキクラゲ)ですね~
真冬に発生・この時期「十分な大きさ」に成長のケースが多い。
採集・今天日干し中です。
同じような仲間で、白いのは「ホコリタケ(キツネノチャブクロ)」
そして、茶色は「ノウタケ」・どちらも若いうち(半分に切って切り口が白の時・胞子は成熟すると黄土色になる)は食べられる。味噌汁に麩の代わりにだが、まあ珍味の類。
めったに見かけ無いが「ヒトクチタケ」・魚の腐ったような匂いがします。
それで、虫をおびき寄せる?
もちろん、食べられません。
シロハツモドキ・毒キノコです。
シロハツは食べられてこれは不可・・・そして見極めは難しい。
純白のきのこは、怖いのが多いよ。
オオホウライタケ・これはどこでも見かけます。食べられませんです。
ありましたね~ここにも!「サケツバタケ」です!ご馳走様です。
ちょっと、彫刻君と記念撮影。
平地林は「桑の実」がたわわになっていた。
どどめ!
しばらく、懐かしい想いで、かなり食べました。
旨い!
きっと口の周りがどどめ色になったに違いない。
翌日・日曜日は山菜も終わり、久しぶりに「渓流」にトレーニングと決めていた。
実は、最後の山菜で、キノコがかなり生えているにに気が付いていたのだ。
それで、渓流を1・2時間トレーニングで流して、少し「山の春きのこ」も探索しようと思っていたのだ。
感の鋭い、Z***氏やK氏が、一緒に行きたいと・・・・なった・・・
「あんたら、山菜は終わってるよ!」「僕が釣りしてる間どうするの~」と言ったが、結局一緒になっちまった!
北軽井沢・・・いつもの沢である。
数は釣れないが、雰囲気は良いのだ。
で、「ヌメリスギタケモドキ」!!!!
あの、秋の代表的な美味しいきのこが、かなり生えていたのだ。
これは、春・秋両方のきのこなんだと、認識を新たにしました。
すばらしいお姿ですね~
煮込みうどんだね~~
ウスヒラタケのおまけも付きました。旨い・淡白で何にも合う、美味しいキノコです。
帰り道・なんと!車を運転の、山道の脇で「アミガサタケ」発見!だった。
おまりの大きさと、数に生えている写真を撮り忘れの僕であった。
3人で1本ずつ分けました。
アスパラとバターで炒め・それでも一皿できる大きさでした。
春のキノコ・結構楽しめる事が解ったのだ。
楽しいね~~