館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

アル ヘイグ・僕の育った音楽Hの仲間達その17。

2008-12-27 07:02:22 | 僕の育った音楽




1923年米国ニュージャージー州ニューアーク生まれのジャズ・ピアニストだ。
82年には没している。
40年代初期にデビューし、チャーリー・パーカー、チェット・ベイカー、スタン・ゲッツらとの共演が、彼の名声を産む。
そしてしばらくの間第一線を何故か退く。70年代前半より復帰、復帰の作品群は、また注目を集める。

ホワイトパウエル・立て板に水・流麗なピアノ・・・賛辞とともに、様々な形容が与えられ。

そして又、その流暢なる軽さや、復帰後の耽美な音色は、「カクテル」ライクなピアノと、難し方のしょーろん(評論)家からは、揶揄されもした方である。

貴方にとって、JAZZのピアノは?と僕が問われれば(問う人は居ないが・・・)「アル ヘイグ」!と答える。

初期のスタン ゲッツとの1連の作品群も大好きだ。ホワイト パウエル?そうかもしれない・・パウエルの最良の部分も彼にはある。

が、そこには、マネの無い、ヘイグの深遠が僕には、聞こえるのだ。

復帰後の作品も、どんなに共演の力の不足があろうと、僕にはヘイグのピアノさえあればよかった。

カクテルピアノ?

孤高な後姿で、客の反応など気にもしないような彼の姿が浮かぶ音に、バカな評論をするものもあろう。

夕闇が迫る・昼と夜が役割を交代する、そんな時。
1日の疲れのまま、椅子にもたれかかる。
スイッチを入れたステレオから、ヘイグのピアノが流れ始める。

そう、いつも、その音からは、彼のピアノに向かっている後姿が、僕には見える。

頭の中を、少し空っぽにしてくれるそのピアノで、どんなにか、人は癒されるだろう。

アル ヘイグを聞きなさい・・・・



コメント (6)
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