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わが国の「かつお節」のお話し・・・・
時は元禄の頃、そうした食文化が成立したとか
贅沢品でなく、庶民が食べ始めるのは、やはり明治になってからとか
今の大きな生産地の話とか
明治の殖産興業のうねりで、沖縄も先生を本土から招き、産地として成り立ち、島の窮状を救うとか(あの尖閣もかつお節工場があったのす)
南洋節の成立・あの戦争での崩壊とか・・
荒節とか本枯れ節とか・・
そりゃねぇ・・面白い話が満載!!
面白いったら無い本であった。
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写真の「いいものをつくりたい・・・・その輪に入れない」までの言葉は、含蓄だねぇ。
汚しちまったら、綺麗になるまで、人間の一生よりかかるのだ。
海に僕らの暮らしの多くは依拠して生きてるべ?
大事にしようよ!
なんて、考えさせられちゃう、優れた本だわな・・・
ちなみに、ずいぶん前に出たこの新書のシリーズ。「バナナと日本人」とか「エビと日本人」とかも良かったよな。
また、読み返そうかな・・・どこに片付けたっけかな・・
物置の・・あの辺り・・・かもな。
これを考えた人は食いしんぼうだった?
ほんとの本枯れ節作れる職人はもう数人しか居ないんだって。(ききかじり)
そこで、関東はどうしても醤油が濃くなったらしいぜ。
本枯節は、もう、上等なのだ。