捜査一課を左遷された西城は『特別犯罪対策企画室』へ異動。しかし、そこに待ち受けていたのは『アバランチ』。羽生を中心とする警察のアウトロー集団だった──。
綾野剛熱、ついに越年。未だ冷めやらず。
とうとう禁断のフジ・カンテレのドラマに手を出してしまった……
小栗・西島を使ってあの出来を送り出してる時点でな。
そうそう信用できないw
だから、このドラマも期待どころかヤケッパチで見たんですが。
面白い。
太鼓判。クソ。フジのくせに、面白いドラマ作ってんじゃねー!w
感想もヤケクソw
第1話から引き込まれた。ネットの使い方が上手い。
警察とネットの関係はいつも鬼門だったが。
ようやっと説得力のある作品に出会った。しかも、フジ製作!
CRISISみたく、政治の闇を暴く系だが。見せ方がスタイリッシュ。
戦闘もヨタヨタしてない。キレがある。
ここはメアリージュンさんが頑張っとるね。
綾野さんもけっこうムキムキだしなw
さすがにCRISISが酷すぎたという自覚があるのかないのか。
反省点とか、他作品の良い部分をしっかり吸収してる。素晴らしい。
デジタルタトゥーってやつですかね。
真実を完全に暴くというよりも必罰。見せしめ。
正義も目的も感情もなく。俺が求めていたものだ。
本物の勧善懲悪。悪を罰するだけ。シンプル。好き。
監督は藤井直人さん。
映像の雰囲気とか、どっかで見たことあるな~と思ったら……。
ストーリーの分かりやすさとかも、特徴的ですよね。
新聞記者は正直、まだまだ成長途上だったけど。
このドラマでしっかり向上が見れた。
しかし、この映像の綺麗さ。なんか紗がかかってない?w
この質感が臨場感に繋がってる。本物のドラマだ。
6~10話まで第二章かつ最終回。もうちょい1話完結見たかったが。
全てはラスボス・大山を倒すための物語。これも定石を覆す良点。
普通なら最後2話くらい使って最後話ってとこか。
CRISISとか、1話だけじゃなかった?w
どうしても粗が出ちゃうとこを、5話分使えばね……。
完成度の高さ、重厚さ。段違い。
てか、久々にこんなストーリー仕立ての最終回見た気がする。
ここは流石、映画監督の手腕ですね。お見事です。
5話ぶち抜きな分、その衝撃も強い。
大山という敵を最初から柱にしてたのも効果ありやったな。
強大さ・邪悪さを存分に発揮して物語を映えさせる。面白い。
今回は敵になりがちなネット民・出版社が味方ということで。
テーマである『正義の力』が一つ掛かってんのかな。
正義というよりかは人の善意を信じるってとこなんだろうが。
羽生の決めセリフである「動画を見る全ての人に委ねる」。
その人の何に委ねるのか。俺は人の善意なんじゃないかなと。
正義だと言うなら、日本版CIAも重要だと思うしw
正義を信じるなら、俺は大山に味方するよ。
でも、善意の話なら、大山の敵になるのが当たり前じゃない?
CIAを作る。でも、その過程で何をしていいのか?
それとこれとはまた話が違う。今回は善意の傾き。
マキちゃんが最後に話した「たった1度で良い」。
正義や大義を貫くなら180度や360度が必要だと思う。
その1度こそ、人が持つちょっとした善意の傾きなんじゃないか。
希望を持たせる、凄い前向きな内容だったと思う。
ここに勧善懲悪が完成する。天晴れ。
『新しい刑事ドラマ』という触れ込みだが。
正直、新しくはないねw 話自体はありがちっちゃありがちかな。
新しくはないが、とにかく面白い。
それって何よりも重要なことなんじゃないか。
てか、いつ視聴者が新しさを求めたんだ?
こちとら面白いものが見てぇんだよ!w
アバランチは新しくない。
でも、面白い。傑作です。
では、また。