清水崇監督作の真打ち、メインディッシュ登場。
近年のJホラーに珍しい高評価、『ミンナのウタ』。
かなり怖いらしく、覚悟しながらの視聴w
ストーリーは、
EXILEグループ・GENERATIONSのメンバー、小森隼。ラジオ番組のMCを務める小森はその仕事の後、謎の失踪を遂げる。ライブを控え、失踪を公にしたくない事務所はマネージャーを通し、探偵へ調査を依頼するが……。
という、GENERATIONSとのタイアップ作品となります。
GENERATIONSが全員本人役で出演。グループが怪異に襲われるというお話。
本格的なん想像してたから、リゾバイに続きまたまた拍子抜け。
ただ、期待は裏切らない。面白かった。傑作です。
まず、こういうタイアップやと心配になるのが演技力やが。それは残念ながらお察しw
でも、そこまで酷くなかったな。てか、メンバーよりマキタスポーツさんの方が深刻やったw
マキタ、邪魔くせえw
この映画唯一の欠点と言っていいくらい。演技上手そうな雰囲気だけで、こういうシリアスなんは無理やな。
マネージャー役の早見あかりさんが凄く自然体で軸になってたから成り立ってる。
てか、早見さん結構ホラー適性あると思う。早見さん主演のホラー映画あったら見てみたい。
まぁ、役者の演技は後半につれ、気にならなくなる。
とにかく話が面白いんで。どんどん引き込まれます。
『忌怪島』は村シリーズを引き継いだような作品やったけど、この『ミンナのウタ』は別系統。
全く予想外。話で魅せるタイプの呪怨系列作品w
ジャンプスケアに頼ってないから、ホラー苦手な人でも普通に見れます。
そういう瞬間風速の驚かせ系じゃなく、全体的な気味悪さで詰将棋みたく押してくる。
後半のカセットテープB面で一気にゾワゾワ来た。
サナがいじめられっ子って展開だと完全に騙された。ミスリードを綺麗に返された。
最後がフワッとした終わり方なんが残念。
何故サナが成仏することになったのか、メンバーが生還できたのか。最終的に謎は残る。
まぁ、まずまず話は完結してて、忌怪島より完成度が高い。というか比べるのも烏滸がましいくらい。
清水監督は色々と試行錯誤を重ねてるんだと思いますが、この作品のルートが正解ですよw
間違いなく令和最強ホラー。
では、また。