ピロEKさんの記事を読んでから、ず~っと気になってた作品。
おジャ魔女の原点の一つとも。やっと見ることができた。
監督ロバート・ゼメキス。脚本・製作ギレルモ・デルトロ。
スーパーデュオによる超大作。
……のハズだったのに。
どうしてこうなった?w
めちゃめちゃつまらんってわけでもないが……薄味だなぁ。
これなら別に誰が製作でも変わらんのでは? 迫力不足、否めない。
悪い意味でのアメリカナイズ。ハリウッド化になっちゃったな。
ギレルモは最近どうしたねん。調子悪くない?
プロデュースだけならまだしも、脚本まで書いてかなりの意気込みが逆に空回り?
てか、最近の写真見てびっくり。ブクブクに太ってる!!
健康面も心配になってきたわw
「スケアリーストーリーズ」のペールレディじゃん。
ギレルモお気に入りのキャラ。まさか自身も同じ姿に近づこうと!?w
自分が監督した最新作「ナイトメア・アリー」は面白いらしいが。
製作としても良い監督を引っ張ってきたり、手腕は良いのに。
これじゃあゼメキス監督にも失礼だと思う。
そもそもの作風も合ってなかったんじゃない?
どうせならティム・バートン監督連れて来てよ。
「チャーリーとチョコレート工場」の再来を狙ってたんだろうけど、その二番煎じにもなってないというw
魔女の造形は好きだし、それを映像化する点なら成功してると思う。
そこら辺、もっと物語に活かしてくれたら……。
ただ、この作品のおかげでロアルド・ダールを知ることができた。
それだけは感謝だな。
正直、この映画自体あんまりなんですが。
じゃあ、何でレビューしてるのかと言うと、この映画の原作小説が面白いからなんですね。
ロアルド・ダールさんって知ってますか? 俺は初めて知りましたw
イギリスの児童小説家。第二次大戦ではパイロットとして活躍しエジプトで墜落するも生還と、破天荒な経歴の持ち主。
映画がこうなら「原作はどうなっとんねん」と勢いで買って読んだらハマったw
面白い。宮崎駿さんもファンなんだとか。その理由も読んだら分かる。
映画は削ぎすぎ。小説の方が作者の持ち味や雰囲気がそのままで良い。
北欧にルーツを持つ作者ならではの暗さ怖さが濃く表現されてる。
何よりネズミに変身して元に戻らないというw
物語の定石を覆すショッキングな内容。
これも作者の子供時代の思い出が反映された結果なんだろうね。
おばあちゃんと一緒に死にたいとか、少年ならではの感情のような気がします。
それに魔女がもっとグロいし馬鹿馬鹿しいのも最高w
ネズミニナールの作り方とか。なんやねん望遠鏡の端っことか目覚まし時計ってw
映画ももっと子供っぽくて良かったな。
サクッと見れるのは良いが、スマート過ぎた。
後、個人的に思ったのが魔女が悪者だというとこ。
読んでてカルチャーショック。まぁ、言われてみれば魔女だし……
狼が敵として表現されるように、魔女が怖い存在なのは当たり前で。
悪い奴はやっつける。排除する。いかにも欧米的な考え方。
これが日本へ輸入され「おジャ魔女」になったのが何とも感慨深い。
悪者とまで行かずとも『魔女』という異物に遭遇した時に、人間がどういう反応を取るのか。
おジャ魔女は如何にも日本的な考え方だと思う。
まず他者と分かり合おうとする、折り合いであったり理解であったり。
悪く言うなら、他者との衝突をなるべく避けたいという考え方。
今の時代、それが段々と許されなくなってきてるとしても。
日本に春風どれみという少女がいたこと。
俺はすごく誇りに思う。
ダールさんの作品を否定するわけじゃないし、これはこれはで充分面白いんだけど。
俺はやっぱおジャ魔女が一番だなぁ。
何の話をしている?w
では、また。
記事冒頭、私の名前が出てきたので、ちょいビックリしました💦
私はそれなりに満足した映画でしたが、確かにティム・バートンならもっと味が濃かったかもですね。
おじゃ魔女は、この原作の、人間にまぎれて魔女が生活しているという一点だけヒントにしたみたいな事をどこかで読んだような??
設定は全く違いますね。
ではまた
名前を出す前に申し出るべきでした。失礼しました🙇
面白いとは思いますが、もう一押しでしたかね(^^;
自分として原作小説の方が良かった……というより原作者のダールさんがかなり好きになりまして。
今は他の小説も読んでるんですよ。
だから、ダールに出会わせてもらったピロEKさんにはめっちゃ感謝してます!w
おジャ魔女の場合、逆に魔女が人間を怖がってるくらいですからw
ここも日本的というか、発想の勝利ですかね。