──2012年7月17日。中国南部・興慶都ホテル。
バイク窃盗団の幹部・チョウはホテルで開かれた集会でグループ同士の抗争に巻き込まれ、その末に誤って警官を殺してしまう。
三日間に及ぶ逃亡劇。チョウを取り巻く人々が複雑に絡み、やがて運命は鵞鳥湖へと集い始める。
※注※要は自分に懸けられた30万元の賞金を奥さんに渡そうと奮闘する旦那さんのお話です。
嘘は言ってないぞw
なんか不思議な映画を見たな。ノワールサスペンスって触れ込みらしいが、いや~、一言じゃ説明できない。
でも、面白かった。
登場人物が多くてそれが入れ替わり立ち替わり。現在過去、場面場面も行ったり来たり。
かなり集中して見ないとシンドいってのはあるが見てて飽きない。
見てたらどんどん引き込まれる。独特の感覚。
基本的な登場人物は主人公のチョウとその妻ヤン。娼婦のリウ。
人物相関が複雑ですが、この3人さえ抑えておけば見る分には大丈夫かと。
2019年にパラサイトが席巻した時と同時に、この監督が作った『薄氷の殺人』も話題になってたんだとか。
ディオナイーナン監督。名前覚えておこう。他の作品も見てみたくなるな。
「象は静かに眠っている」でも思ったが、中国人ってこういうある日の出来事を切り取るみたいなの好きなんかね?
まぁ、中国映画なんてロクに見ないんだけどw でも、感性の違いとかお国柄がヒシヒシと伝わる。
別に実在の事件って訳でもないのに、2012年7月と日付が細かく設定されてたり。
ガチで何の意味があるんだろう?
シリアスの中に、どこかクスッと笑える遊び心だったり。
光る靴のダンスとかめちゃめちゃシュールやった。
後、猫耳の死にっぷりね。ビニール傘で串刺し。
「そんなことあるかーい!!」ってツッコんだわw
この映画のキーマンになるリウも、途中から探偵みたいなこと始めたり。
「なにしてんだ、この人……」って思いながら見てました。面白い展開だから良いけどさw
そういやチョウ役のフーゴーさん。むちゃくちゃイケメンだったな。
まずこの映画の第一印象それw どこの世界でも西島秀俊みたいな人がおるんやね。
チョウとリウの関係性もずっと不思議。「なんだこの2人?」ってずっと謎。
おそらくこの映画が描きたい主眼みたいなとこなんでしょうけど……これも一言じゃ片付けられない。映画見たら分かりますからw
振りかえると色んな思い出があるな~。
本当に印象的な映画だった。一生忘れないと思う。
観客を置き去りにするような複雑な群像劇。かと思えば、よくよく考えてみるとそこまで大した話でもないという……。
変な映画!!!!!!
では、またw
象は静かに眠っている↓
P.S.
中国にも正の字で数える文化あるんだな。
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