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スポットライトについて、その世紀のスクープ

2018-08-21 17:07:00 | シリアス・サスペンス
2002年、カトリック司祭による性的虐待が発覚。世界中に波及する社会問題へと発展。
後にピュリッツァー賞を受賞する未曾有の大スクープ。発端は1枚の記事から始まった……。

今でこそカトリック=虐待みたいな。何となく悪い連想をするけど、その大元。
ボストングローブっていう実際にある新聞社で、それに掲載される特集記事の題名が「スポットライト」。主人公はその取材チーム全体って感じ。

予告を見て「絶対面白い!」って思ったんよな。ハードボイルドな映画です。塩味だけ! みたいな。こういう作品を待ってましたよ。
最近、戦争映画を見ることが多くて、報道の在り方っていうのにも興味が出てきました。例え気付くのが遅かったとしても正しい道へ戻ることが大事……力強い映画。

実話ってことでドラマチックな展開はないけど、始まりからどんどん面白くなっていく。
途中、弁護士や被害者団体が「資料を新聞社に送ったのに……」みたいなことを言っててさ。これもしや情報を握り潰した裏切り者が新聞社の中にいるとか、そういう展開を考えてたんだけど……結局おらんのか~い!w

だから言ったろ? ドラマチックじゃないってw 単に当時の記者が興味なくて忘れてたって言うのも中々酷い話だw
記者も人間だから仕方ないけど。次から次に色々な事件が起きて、全てを記事にしてたら切りがないから。

現に取材をしてる最中に911テロが起きて、「これどうなるんだ……?」とヒヤヒヤしたり。
でも、さすがアメリカン。「それはそれ、これはこれ」で乗り切りましたw

時期はずらしましたけど。アメリカ国民が一致団結せねばならない時に追い討ちをかけるような衝撃的なスキャンダルは避けなならんということなんでしょう。
つっても翌年だからな~。まだテロの熱、全く冷めてないやろw 結構、勇気のいる決断なんじゃないか。

まぁ、モタモタしてたら他紙に横取りされるしね。そこら辺は新聞社も事情があって、利益を上げるためにやってるわけだから……そしてカトリック教会もそれは同じこと。
この映画がアカデミー賞を取ったのも、教会や宗教の影響力が如何に広く根深いかを表してる気がする。

教会は人が作ったもの。神様のように絶対の存在ではない。
はい、沈黙沈黙w 「私もあなたと共に苦しんでいたのだ」w

びっくりなんは当時大司祭で後に法王となるベネディクト16世もこの事件に関与してるってこと。
関与というか性的虐待の実情を昔から知っていたと思われ。故国ドイツでも同様の事件があって、黙殺していた可能性。

俺は絶対黒だと思いますけどね。別に暗黒面だからじゃないぞw
責任ある立場だし歴も長いし、知らないなんてことは有り得ないと思うが……虐待問題に対してベネディクト16世は「所詮はゴシップ」と鼻で笑う感じだけど、強がりにも見える。

何かを解決できる立場ではなかったかもしれないが。でも、被害者が自殺したり、人死が出てるわけだから……何もしなかったって言うのも充分、事件に関与してると思うんよ。
法王ですら人を救わずに沈黙を貫く。そりゃ、お上が沈黙するんだから現世にいる神父も沈黙するしかないよな。

信仰は教会の利権を守るための祈りへと変わってしまう。
神様ではなく教会という組織に従順であることを求められる。

人間を野放図にのさばらせるからこういうことになる。
まぁ、神様がほざいたところで人間が言うことを聞くとは思えんが、な。

では、また。



『結局この世はサタンと爬虫類のもとにあるのか……とローマ法王の謁見ホールに思うとき』
https://indeep.jp/we-are-always-under-reptilian-and-satans/

映画見てたらこの記事を思い出しました。
ホント、何をモチーフにしてるんでしょうね……?

こんな露骨に爬虫類押しするかな?


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