残り少ないネタを搾り出して 私が育った岡山県玉野市にあった 玉野市営電鉄を 少しご紹介します
昭和28年4月5日に備南電気鉄道として 宇野~玉(3.5キロ)を開業後 3年後に玉野市に移管され 玉野市電気鉄道となります 昭和35年に 奥玉まで延長や 国鉄宇野駅乗り入れなど 拡張しますが 昭和39年に電車より 気動車に動力変更をしました
現代では 電化に変更するのに 当時は逆行していましたね
今でも逆行する時代遅れの企業等が存在するのを目にしますが・・・
そして残念ながら 昭和47年3月31日に廃線となりました
廃線跡は 現在も ほとんどが自転車道として 残っています
そして こんな不思議な光景も
アパートからの階段が途中で途切れています 開業当時は この場所に駅のホームがあり 直接行き来できたそうです
不動産情報では 「○○駅徒歩0分」となるのでしょうね
電車時代の車輌も 終点近くの奥玉にある「すこやかセンター」に保存されています
この車輌は 動力変更のときに 四国 香川県の琴平電鉄に売却されて 平成18年に廃車になり 玉野に里帰りしましたが 詳しいことは こちらを
車輌の下回りをごらんください
歴史を感じます 上を見上げれば こんな感じです
今にも走りそうです 私は子供時代に沿線より離れた場所に住んでいましたので 市電の記憶は ほとんどありません
何事も 壊したりすることは 簡単ですが 築くことは 知恵と労力とお金が必要だということを 行政も企業もわかってほしいですね