戦時中に 鉄が不足していたので コンクリートで船を造っていたそうで 広島県呉市に行けば今でも防波堤として役目が変わっていますが見ることができます
呉市安浦町にある「武智丸」でが 2隻あるのがわかりますか
もう少しアップで
写真右側が船首になります
この「武智丸」は 輸送船で昭和19年から兵庫県高砂市で4隻建造されて 岡山県玉野市で儀装工事を受けたそうです
船首のアップ
船首は鋼板で補強され 錨を取り付けていた穴もあります
船尾側は
丸い窓があっることが確認できます
近くに移動します
やっぱり 船ですよね
この「武智丸」の前にはフェンスがあるので フェンス越しに
陸側の「武智丸」の船首で錨の通っていた穴があります
船首の先端も
ここで写真を撮っていると 近くに停まっていた自動車からおじさんが降りてきて 「入ってみるかい」 予想外の言葉に即答「お願いします」
中に入り 先程フェンスの外から撮った船首側を
あのおじさんが誰か知らないけれど 不法侵入でないので 心置きなく見学できます
船尾へ
船尾甲板ですが 元々はここに板が張られていたのでしょうね
内部へ
船室だったのでしょうか
真ん中の大きな穴にはエンジンがあったそうで このコンクリート船は自走できる船だったみたいです
外から見えていた丸い窓も
壁には
運航当時のものか ここへ来てからのものかわかりませんが 気になりました
2隻の一番先端へ
よくこんなの造ったと関心です
この下の船首先端を
必要以上に 尖っています
この船首部の中も
建造からは かなり経っていますので老朽化がすすんでいます
鉄筋も ボロボロです
近くには 案内板もありましたので
偶然にも居た 関係者らしきおじさんのお陰で 中に入れてラッキーでした
そして もう一つ呉にあるコンクリート船を
普通の防波堤に見えますが これも 元はコンクリート船
上の写真は船尾側から撮影ですが船首側は
船首は船らしいですが船体は丸く 潜水艦みたいです
この船は 先程の「武智丸」の前に建造された 油槽船で自走できず曳航される船だったそうです 原油満載では船体はほとんど沈み船首のみが海面に出ていたそうです
船首の上も
丸いのは 給油口だったのでしょうかね
でも こんな船が存在して 今も現存していたとは びっくりでした
最後に ここからの海の眺めを
沖合いには 海上自衛隊 おおすみ型輸送艦の「おおすみ」「しもきた」「くにさき」が勢揃いしていました
明日は 岩国に初挑戦 早起きして行ってきます