ロシア経済制裁について素人なりに考えてみました。
西側諸国のロシアへの経済制裁が続いています。
その効果(国家や国民への影響)がどれほどのものなのか、私には実感できません。
経済制裁は、以下のようなものがあるそうです。
1 金融制裁
2 ロシアへの輸出規制
3 最恵国待遇の取り消し・撤回
4 ロシアからの輸入規制
5 オリガルヒの資産凍結
「金融制裁」ですが、天然ガスや小麦粉など世界がロシアに依存する物品がある以上、貿易は続くので限定的なのでしょう。ルーブルの価値が下がることが狙いでしょうか。
「輸出規制」は武器に転用できる技術や部品は、対戦争政策としては良いものなのかも知れません。
「最恵国待遇」については、関税が引き上げられるとのことなので、制裁を課す側にも痛みがあるようです。
「輸入規制」は金融制裁と同様、それぞれの国の都合があり、アメリカのような自給自足が可能な国以外は、 「輸入品値上げ」という形で現れるので、制裁を課す側の国民にも影響が大きいようです。
「資産凍結」はごく一部の富豪達が対象でしょうから、ロシア国民にも影響は少なくてすみそうです。
これら経済制裁は、ウクライナに戦争を仕掛けたロシアへの、銃を使わない戦いと云えそうです。
でも、経済制裁で一番影響を受けるのは、ロシア国内でも一般市民でしょう。
それでも、国営放送の内容しか得られないロシア国民は、謂われのない我慢を強いられるかも知れません。 自分の意思として。
かつて日本も『欲しがりません、勝つまでは』と唱えていましたから。
『ロシア(プーチン政権)が嫌がる』ことするのが目的の制裁なのだから、情報統制下にある非戦闘員のロシア国民に負担をかけるより、『戦争の実態を伝える』ことで、ロシア政府のプロパガンダを打ち破る方が良いと思うのですが。
何らかの方法で『国営放送の内容はプロパガンダで嘘が多い』と伝えられないものだろうか。
経済制裁より安上がりで、ロシア国民にも優しい戦略だと思うのですが・・・。
素人は、こんなことを考えるのでした。