細田博之議長の不信任案が否決されました。
細田議長は、幾つかの疑念が持たれていました。
官邸担当記者はこう続ける。「私たちの間では、細田氏から『添い寝をしたら教えてあげる』と言われたという話が“常識”のように広まっている。実際、ある女性記者が、その話を飲み会で披露すると、『私も同じようなこと言われた!』などと“#MeToo”の声が続々上がったそうです。特に細田氏の被害に遭っていたのが、A記者。彼女は細田氏の“セクハラ”発言に困惑していたと聞きます」(5月19日文春オンラインより)
②衆議院議長にもかかわらず、議案に対し公然と意義を表明した。
細田氏は、中立公正が求められる議長なのに、衆院での1票の格差是正のための「10増10減」案に公然と異議を唱える一方、国会議員の歳費を「手取りは月額100万円未満」とその少なさに不満をあらわにしたからだ。
「議員を減らせばよいかどうか考えたほうがいい。1人当たり月額100万円未満であるような手取りだ。多少増やしても罰は当たらない」と力説、「上場会社の社長は必ず1億円はもらう」とまで付け加えた。
③島根県内の地方議員らに労務費の名目で公示日以降に1日当たり数千円程度の現金を支払っていた。
全てのことに、本人の記者会見はなかったようですし、多数の論理で『議会で信任をいただいた。引き続き責任を果たし、期待に応えてまいりたい』などと言った岸田総理は、残念でなりません。
①については、議員以前の人としての問題ですが、森喜朗元五輪組織委員会会長の辞任とは大きな差があると云えないだろうか。
②については、三権の長としての立場と、一議員の立場の使い分けができていない・・・議員としての質の低さを感じます。
③については、自民党(もしかしたら国会議員全体)内で当然のこととして行われている感があります。
相次ぐ「選挙とカネ」問題表面化、抜本解決のための公選法改正を提案する
ま、配る方も配る方だが、受け取る方もそれなりのレベルということで「日本の民主主義」の危機かも知れません。
特に③については、ネットに上がった記事が、翌日には削除されていたようです。
細田博之議長に疑惑 労務費を受領の議員は 島根県
https://news.yahoo.co.jp/articles/72972a081a2e81ca48417ceec2c422f415b663c8
これって、『 ロシア化? 』
民主主義の危機を肌で感じてしまい、背筋に冷たいものが走りました。